インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

SYNC

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: 早川書房
Amazon.co.jpで確認
実際にホタルを観てきました ★★★★★
この本に影響されて、バンコクより2時間半のメークローン河までホタルを観にいきました。

完全な同期とは言いがたいものでしたが明滅が日本のそれよりも数段速いこともあって、同期する機会が多いのだと思います。

コンダクターがいるというよりも、それぞれがコンダクターというか
「一緒に光ろうぜ」といった連鎖が発生しているようにも見えます。

あれだけの数が一斉に光ると点というよりも、面になります。
日本もそうなればいいですね。
世界は同期している ★★★★★
この本を読み終わった直後、どこでだったか忘れたが、「家を出て駅に向かう途中で、必ず何人かの人が私のあとを付回す。急いで歩いて引き離そうとしても、ゆっくり歩いて追い抜かせようとしても、信号のせいでうまくいかない。これは国家の陰謀に違いない」と主張している人がいるのを思い出した。

最初にその話を聞いたときは、「自意識過剰」なだけだと思っていたが、この本に書いてある内容を応用すると、それは信号機、ならびに周囲の人の歩行速度が類似していることによって起こった同期現象の一種らしい。

世の中には意外すぎる程多くの同期現象がある。このような同期現象の多くは、相互影響の結果が積み重なった結果起こり、実はそれを解除するのはとても難しい。この本はそのような同期現象を判りやすく説明した、すばらしい本だ。この本は一見自分とは関係ない、と思っているような人にも読んで欲しい。「はたっ」と膝を打つこと請け合いだ。
わかりやすく楽しく読める ★★★★☆
表紙にあるように蛍の明滅からポケモンのTV放送による発作まで身近な事例を交えて広く紹介しており、このごく狭い一部の専門分野を一般に紹介する上では秀逸だと思います。
このような様々なジャンルの研究を一般まで知ってもらうことができる本がもっと色んなジャンルで出てきて欲しいと思ってしまいました。
同期現象から非線形力学系へ ★★★★★
いっせいに明滅するホタルなど、印象的な同期現象を導入として、前半は、社会といったマクロスケールから、細胞といったミクロスケールにわたり普遍的に見られる同期現象と、その背後に存在するかもしれない共通の原理について物語られる。後半は、同期現象から徐々に話題を拡大し、カオスやネットワーク科学といった、現代の非線形科学全般へと話題が及んでいく。エピソードの選び方と語り口が見事なため、何となく読んでいると、いつのまに話題が同期現象を離れ、いつのまにまた同期現象とつながってきたのか気づかないほどである。還元主義に偏りすぎた現代自然科学への批判的な視線が随所に現れるのもおもしろい。ストロガッツほどの科学者が、自分を「主流」とは考えていないのだ。
ポピュラーフィクションとして一級品(一部、専門用語に誤訳があるのが残念)。
ちょっと難しい部分もあり ★★★★☆
2005年5月22日の朝日新聞読書面(11面)に紹介されており
ネットワーク理論にも興味あったので読んでみました。

シンクロということをテーマにいろいろな事象を説明してくれます。

蛍が同時に点滅する話はわかりやすく、面白かったのですが、
非常に難しい話もありました。この本の前に複雑な世界、単純な法則など
読んでおくと、理解は深まると思います。