愛の兜の真の意味は?
★★★★★
少なくとも、この現代において、直江兼続という人物をメジャーな存在にした、という功績だけでも満点を挙げたい!
ナンバー2の存在でありながら、あくまでも主人に仕える、いわば「義」を貫きとおすその精神。
そのような日常生活では忘れがちな「心」も教えてくれて、生きる勇気をこのドラマからもらった。
歴史にも全く興味が無かったし、大河ドラマなど今まで一度も真剣に見たことが無いのに、この「天地人」には本当にハマった!
愛の兜は、愛染明王や愛宕権現などの軍神からとった、との説がある。それは学説なのだろうが、当時本当に「Love」という意味は無かったのだろうか?
そのようなことに考えを巡らせることができるだけでも、何か、時代を超越した大きな兼続の精神が、この現代にも生きているようで、雄壮な気持ちにさせられる。
.........欲を言えば、前田慶次が登場して欲しかった.......。
内容に対して値段が高すぎ
★☆☆☆☆
第一集は敵を殺せなかったり、お母さんが死んだり、こんなところへ来とうなかったとうんざりするほど目がウルウルしっぱなしのカネタン。でも上田衆がひたすら「さすがカネツグじゃ!」と言ってくれます。
第弐集は、したり顔で主君や自分より身分が高い人にまで説教してまわるカネタン。どれだけ無礼を働いても皆「さすがカネツグじゃ!」とか言ってくれます。
空いた時間はお船とイチャイチャしたり、やたらカネタンに懐いた農民が差し入れを持って来たりします。
戦闘シーンは関ヶ原の回に少しあるだけで他は信子さんが「こうして○○○になったのでございます。」というナレーションで片づけます。
視聴後に「今回は最低な内容だった。これ以上ひどい事には多分ならないだろう・・・」と思っても次の回は余裕でその最低ぶりを更新してくれます。先が(とても悪い意味で)読めないドラマです。
かねたん、最高!!!
★★★★★
戦国物というととかく血生臭い合戦場面が多く、女性には少々観ずらい印象を受けますが、過去の作品の「利家とまつ」や「功名ヶ辻」のようにとても好感のもてる場面構成で、さすが女性脚本家が手掛けた作品と言えると思います。
特に、主演の妻夫木聡さんのことは名前くらいしか知らず、「死」こそが武将の常だった時代に「生」を一念とし、そのために人生を捧げた「直江兼続」を見事に演じていて大好きな俳優になりました。
また、それを支えた脇役陣の上杉景勝役の北村一輝さん、妻お船役の常盤貴子さん、石田三成役の小栗旬さん、豊臣秀吉役の笹野さんや徳川家康役の松方さん等々の演技も素晴らしかったです。
元々、歴史は大好きですが、「直江兼続」は知らなかったので、とても勉強になり、大好きな武将の一人になりました。
特典映像でも妻夫木さんが話していますが、「生」に対して皆が真剣に考えてくれるきっかけになれればと・・・。
その思いは十分に通じたと思います。だからこそ、「歴女」や「歴ドル」といった社会現象を巻き起こす作品に成り得たと思います。
原作の「天地人」とは少々違いますが、あくまで、ドラマとしての「天地人」として観れば良いのではないでしょうか。
手抜き大河ドラマ
★☆☆☆☆
戦国末期の歴史的事件の殆どに直江兼続が直接関与しているかのような破天荒なストーリーは、当時を代表する人物の多くを排除して非常にこじんまりと進んでいく。観ていてこれはパラレルワールドのお話だと割り切って観ていた。「坂の上の雲」が始まったが、こちらに対するNHKの熱の入れ方を見て、どうして「天地人」がこうも手抜きであったのか納得した。要するにこの作品はルーティーンワークでしかなかったのだ。
大河ドラマはフィクションです!
★★★★★
個人的には楽しみです。歴史ドキュメンタリーではなく、ドラマですから、詳しく知りたいなら、歴史書を読み始めれば、いいと思います。水戸黄門や、遠山の金さん、暴れん坊将軍。実在の人物ですが、話は、創作です。真田幸村は真田信繁が本名。制作スタッフは少ない予算で、頑張った作品だと思います。金がないので、ボーナスで買いたいなあ(^ー^)