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夏服を着た女たち (講談社英語文庫)

価格: ¥300
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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いせむしさんと同じです。 ★★★★★
ぼくは、この本を10年ほど前に読みました。
当時つきあってた女の子に、これ、お薦め!とはりきって
渡しましたが、全く共感されなかったのを記憶してます。
まあ、そうなのかもしれません。 

いせむしさんと同じだなと思って、つい書き込みしたくなりました。

今は6月ですが、この本の季節も今頃だったでしょうか?
この季節に街を歩く女の人を見てると、この本を思い出します。
やはり、ときめいてきますね。

お薦めの本です。
男たちの日常に絡めて取られている姿が苦く、美しい ★★★★★
短編集として、最高に好きな作品です。
大学生の頃はガールフレンドができると必ず渡してました。(バカですね)
ちなみに後輩は村上春樹を女の子に渡してました・・・。
余談ですが、こういうのって、大体共感してもらえないんです、大概。
女性は結構、こういうのスルー。
若い男は好きな娘に自分のお気に入りを軽く無視されて、大人になっていきます。
ほんとは「こんな素敵な本(音楽)を勧めてくれる○○君って素敵!」と言われることを期待しているのに・・・。
人生は期待はずれの繰り返しだということを学ぶんですね。
人生は苦いと・・・。

さて本作ですが、テーマはまさに「人生の苦さ」。
登場するのは、
若くして人生のピークを迎えた元フットボール選手、
30歳前で家族の生活を支え続ける脚本家、
妻と向かうパーティーに遅れないために良心を犠牲にしたエグゼクティブなど。

ショーと同時代の作家には、ヘミングウェーがいます。
彼の描く男はマッチョで、タフガイ。
それに対してショーの描く男は、精一杯人生を生きて行くのだけど、決して強くはない。
日常に絡めとられていく姿に共感します。

舞台は多くがニューヨーク。1930年代。
お洒落な会話、風俗が描かれています。
都市生活の生き生きした描写(酒場とかNYを歩くデートシーンとか)は普遍的に格好いいのではと思います。

一番好きな作品は「ストロベリーアイスクリームソーダ」。少年の成長をVIVIDに描いた傑作です。
憂いを含んでほのかに甘く ★★★★☆
発売当初は、常盤さんの訳が何故かすごく違和感があり、読みづらかった。
一応翻訳の名手と言われていたにも関わらず。
それが今読み返すと、すんなり自然に読めてしまう。
月日というのは不思議なもの。
そうなると作品の感じ方も当然違って来るわけで、何だかざらつく様な居心地の悪さと、
ほんのりと暖かいものとが微妙に配合されたストーリーと、文章。
人生の倦怠を知るにはまだ少し早い筈の登場人物のけだるさは、
この時代を映している様に思う。
ちなみに映画「Wの悲劇」での盗用は、糾弾されたが、謝罪は無かったように記憶している。
常盤氏は怒ってましたね。
おしゃれな短編集 ★★★★☆
日常の中のさりげないシーンを書き出してきれいにまとめあげた短編集。こういうきれいで気の利いた会話で満たされた短編って最近すくないですね。
ちょっと懲りすぎていたりして。
男と女の洒落た会話だけじゃなく、いろんな気の利いた、まっすぐな会話とかやりきれなさとかで満ちていて素敵です。
きれいな短編集 ★★★★☆
日常の中のさりげないシーンを書き出してきれいにまとめあげた短編集。こういうきれいで気の利いた会話で満たされた短編って最近すくないですね。
ちょっと懲りすぎていたりして。
男と女の洒落た会話だけじゃなく、いろんな気の利いた、まっすぐな会話とかやりきれなさとかで満ちていて素敵です。