デイブ!戻って来てくれよ!
★★★☆☆
約2年前に購入しておきながら、今更ながらレビューさせて貰います。 デイブが離脱し、3ピースバンドとして再スタートしたSUM41。デイブの持ち味であるメタル要素は薄くなり、ある意味原点回帰とも言えるポップなパンクロックアルバムに仕上がったなぁというのが第一印象。 アルバムタイトルにもなった『アンダークラス・ヒーロー』や『マーチ・オブ・ザ・ドッグス』、『キング・オブ・コントラディクション』などがこのアルバムの注目ナンバーではないかと思う。 特に『マーチ・オブ・ザ・ドッグス』。デリックがブッシュ大統領(2007年当時)への怒りを込められている重要かつポリティカルなパンクナンバーへと昇華されている。その過激な内容が賛否両論となったらしく、そのハイスピードなサウンドがテーマを象徴させているようで、生々しい。 アルバムのトップバッターを務める『アンダークラス・ヒーロー』は、荒々しいリズム感が落雷の如く襲いかかるが、ポップな味付けがされており、そこがSUM41らしい。 『キング・オブ・コントラディクション』はアルバム中最もコンパクトにまとめられたナンバーであるが、息つく暇すら無くすように歌詞が濁流の如く押し寄せてきて、終盤の圧倒的ギターリフで勢いよく締めている。 これら3曲に関しては確かな聴き応えがあるが、その他に関してはSUM41らしくないサウンドで、肩を落としてしまった。 ただこれだけは言える。 どのバンドも指向は変わる。だからSUM41も指向は変わる。 とんでもないサウンドを期待してしまえば仇が自分に返ってくる。 SUM41は勝手に付けてしまえばこのアルバムが第2の1stアルバムだ。これを軸に変幻自在な曲構成を施してもらいたい。
最高傑作
★★★★★
賛否両論あるみたいですが、俺には
今までの中で最高傑作。
メロッディクでスピード感があり、
聞いていて元気になれる。
このアルバムこそ、SUM41の真の
姿なのではなかろうか。
自分をさらけだしたアルバム。
★★★★☆
技術の要だったギタリストが抜け、マネージャーが抜け、プロデューサーも抜けた。
おまけに物凄い前作を完成させたことで、ファンの期待は膨れ上がっている。
メンバーの精神状態は大変だっただろう。
その中で「もう一度自分にできること、やりたいことを見つめなおそう」という考えから作られた作品。正統派POPパンクとしてなかなかのクオリティです。
低い評価をつけた人も目立ちますが、そういう人でもこれがSUM41じゃなくて無名バンドのデビュー作だったらもっと高い評価を付けていたと思います。
1)は前作のボーナスに入っていた試作版よりもサビがくっきりして、ぐっとキャッチーな曲になった。名曲。
2、3、4)は聞きやすい中にシリアスな直球メッセージをこめたこれまた良曲揃い。
後半は似た曲が続くので飽きる人もいそうだけど、小細工なしで自分の力のみでやりきった感じが伝わってくるので好印象。
意見。
DVD付きの限定版を作るより、シンプルな装丁にして低価格アルバムとして販売したほうが、アンダークラスを応援するパンクバンドっぽくて良かったと思います。
おぉ・・・
★★★☆☆
Does This Look Infected?から入った僕としてはその作風、そして弾けたPVがかなり気に入っていたので期待を込めてDVD付の本作を購入。発売当初ラジオでヘビーローテーションだった一曲目はまず飛ばして二曲目から聴き始めました。
Chuckからの流れをイメージしていた初見の感想は「ショック」の一言です。僕がSumを気に入っていたのはあのハードさ、メタル感があってこそだったので、僕のような入り方をしたファンとしては星1つ並みの評価しか本作には下せません。
ただ、本作は1st辺りともまた違ったポップ&パンクに傾いているので、BlinkやGreen Dayもまた好みの僕としてはこれまでの作品と切り離すと案外聴けます。すると星3つくらいには評価できると思います。
これまでの作品に触れたことの無い方、または僕同様別物として考えることのできる方であれば一度聴いてみても損はしないでしょう。ただ、Sumはやっぱりあの激しさあってのSumだと言い切ってしまうファンであれば、聴いちゃダメです!
ポップパンク
★★★★★
サム41はEPも含めて全部持ってる
3rdからディブのメタルに対する欲求が爆発してアルバム自体もパンクではなくヘビメタの方向へと変わってきて、僕としては残念に思った。
今回は1stみたいなポップパンクになり大変良いアルバムになったと思う