専門図書というとなかなか一般の方には近づき難いところがありますが、本書は身近な表現や材料で一般の方でも非常に分かりやすい内容で紹介されています。
もちろん魚の卵についてこれほど多岐にわたり詳しく述べられた図書はないと思いますので、魚や生き物に興味がある人はもう一歩踏み込んだ魚卵という雑学の世界を覗いて見てはいかがでしょうか?
私はこの本を読むまで魚の卵という小さな世界に、これほどの情報や仕組みがあるとは思いもよりませんでした。この世のあらゆるものには何かの意味があるものですね、若き研究者の卵には著者の思いが伝わります。