しかし、結びの部分で、今泉さんが「この本では、人間がつくった道具をたくさんもちこむ技巧的な「自然学習」や「森ゲーム」を紹介することはあえて避けました。あくまでも大切なのは、子どもたちが自分自身の感性や趣味で森をじかに体験することだと思うからです」と書いているのを読み、本書がトータルとして伝えたいものを理解し、それを納得するのに、このような子どもの視点を借りた本であったことはとても有効的だったと思うに至った。読み物としてどうかという点は、また別の話であるが。
しかし、もう少し森の幼稚園について知るにはものたいりない。
森の幼稚園について詳しい書籍がないので、次はそういうものが出されることをのぞむ。