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チキタ★GUGU (4) (ソノラマコミックス―眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

価格: ¥800
カテゴリ: コミック
ブランド: 朝日新聞社
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一番お気に入り ★★★★★
4巻までくると、始めあんなにえらそうだったラーが
うそみたいにすっかりチキタに飼いならされてかわいい。
この巻の話は一番読むのが辛い話だが、一番あたたかい話でもある。
正直びっくりしてしまい、何が何だかわからなかったおかげで私が涙したのも
チキタと同じタイミングだった。

また謎が増えてしまい続きが気になってしょうがないが、いつも良い意味で予想を裏切ってくれるので、
長いこと待つ甲斐のある漫画だと思う。

不可思議な感情 ★★★★★
人喰い妖怪、ラー・ラム・デラルと、彼に飼育されている人間、チキタ・グーグーの成長物語。
そこいら中に残酷なシーンが散りばめられているが、奇跡的にもコメディ調である。
この漫画の傑出したところは、ただ血にまみれた場面を垂れ流しているだけではない、という点である。

人喰い、そして殺戮には、彼らなりの事情があるのだ。それは、読者に時として不可思議な感情を呼び起こす。
例えば、ある重要人物が殺されるショッキングなシーンがあった。彼女の死体は無残に千切れていた。しかし、彼女を殺した妖に、私はどうしようもない切なさを感じた。
勧善懲悪が通用しない漫画である。

胸に引きずるような澱が残る。しかし、不快な後味ではない。

さよなら。またね──。 ★★★★★
 ニッケルはなんて美しいのだろう。(見た目ばかりではなく)
幻の中で、彼女は淡く笑みながら、赤子に頬を寄せていた。
──愛してるよ。生んであげたかった──

 彼女は墜ちるところまで墜ちることによって、次第に意地や拘泥を洗い落とされ、透明に、純粋になっていく。そして、ついには、生むはずだった赤子にとってだけでなく、この物語においての母なる物の象徴となった。

 シンプルな(究極に削ぎ落とされたともいう)千と、飾らない身近な言葉で語られるTONOさんの物語は、そのくせ深淵で、時に凄惨にして悲しく──いつも、喩えようもなく愛しい。
 ニッケルが幸せでいてくれて嬉しい。
 キサスと手をつないで、楽しげに手を振る彼女の姿は、とても、とても、美しかったと思う。

TONO作品に外れなし。 ★★★★★
人喰いと妖と人間の話の4巻。
内容は、相変わらずドロドロのグログロ。
それなのに、嫌らしく感じないのがこのヒトの凄い所。
どんな話を描いても外れが殆どない、素晴らしい才能の持ち主なのだが、惜しいのは作品が本屋であまり見かけない所だ。
早く続きが読みたくて仕方がない。