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怪猫 呪いの沼 [DVD]

価格: ¥4,725
カテゴリ: DVD
ブランド: 東映ビデオ
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正に日本産Splatter Horrorの先駆的作品! ★★★☆☆
既にReviewされている方のおっしゃる通り、日本古来の怪談話と言うよりも、和製Splatter Horrorと言った方が良いほど、
首や腕がちょん切れるは、人肉食いがあるは、画面狭しと血飛沫上がるはで、オドロオドロした雰囲気よりも視覚に訴える恐怖が売りの作品である。
兎に角、白黒画面が恨めしい程の血の量。68年製作ですが、この頃は日本映画界ではこの手の作風が流行っていたんでしょうか。

もののけ(猫の怨霊)が女性に姿を変え、復讐の鬼と化し、次から次へと巨悪を血祭りに上げていく。
この単純な物語を視覚的効果によって観客たちを恐怖のどん底に叩き落とす手法は撮影当時は斬新だったでしょう。
結末こそ予想通りの展開で、新味はないが、出演陣が皆好演熱演で、86分の上映時間はあっという間。

巨悪の根源、肥前佐賀城のドスケベ城主役には悪役を演じさせたら天下一品の内田良平。Climaxでの狂乱ぶりは見事と言う他ない。
その城主の家老役の名和宏も素晴らしい。持ち味のニヒルでCoolな役処を期待通りに演じており、ある意味主役級の活躍である。
助さん里見浩太郎は相変わらずの善人役で面白みはないが、若かりし頃の菅原文太が名和宏の忠臣役で異彩を放っている。
女優では名和宏の妹役、三島ゆり子が特筆。全然美人ではないが、その肉感的なBodyが艶めかしく、内田良平との濡れ場は流石東映作品と言ったところか。

特典映像の予告編がこれまた見もの。
Screenに映し出される宣伝文句が煽る煽る。Horror好きであれば、是が非とも観たくなるのは間違いなし。
宣伝効果抜群で東映宣伝部のHigh Senseには頭が垂れます。
意外にスプラッターな描写に衝撃 ★★★★☆
 ジャケットはカラーですが作品はモノクロ。1968年の映画なので、ホラー描写はあまり期待していなかったのですが、何とスプラッター時代劇。首は飛び手は切られ、バラバラ死体を食べたりミイラや骸骨が出てきたりと見せ場の連続で大変楽しかったです。座敷に生首がズラーッと並ぶ場面なども出てきて、凄い迫力です。
 悪い殿様は完全に狂っていて、手当たり次第の暴れよう。従って恨みを持って死んでいく人が跡を絶たず、最後の方なんて、もう誰の祟りだか分からなくなるくらい。実に爽快でした。
 化け猫映画といえば必ず「猫じゃらし」場面があり、猫が憑依した人間のアクロバット演技があるのですが、この作品では「猫じゃらし」はなく、アクロバットも控えめ。そうしたややもするとお笑いになる要素は避けて、情緒的な描写や様式美も狙わず、あくまでも残酷味で勝負しており、その描写は意外にモダンホラーに近いです。
 子供も容赦なく殺すストーリー。とにかく、登場人物があっという間に次々と死んでいって、もう死者のオンパレード。
 マリオ・ヴァーバの「血塗られた墓標」がクラシックな怪奇映画からジャーロへの移行期の傑作として知られておりますが、「呪いの沼」は同じように、クラシックな怪談映画から残酷スプラッター時代劇への移行期の作品のような気がします。いずれにせよ非常にレベルが高く、猛暑に見るには最適の作品です。