ただこれ2枚組にして売るという事は出来なかったのでしょうか?そっちの方が迷わずに買えて個人的には良いと思います。(分けた方が売れるんでしょうけど…)それとシングル曲もどうせだったらフルヴァージョンで入れて欲しいと思います。まあこれもTVサイズにした方がシングルの方も売れるのかもしれませんが、せっかくの良い楽曲もそういう商業目的の方法を採られると台無しです。(←こうゆう事を抜きにすれば☆5つの内容なんですけどね…)
色々個人的な意見を書いてしまいましたが、梶浦由記さんの楽曲は何の問題もない素晴らしい物なので誤解の無いように。
今回今までと違う点は、毎回恒例のコーラスネタの声。OP、ED、挿入歌を歌っている人と同じ人が声を当てています。高くてよく通る声ですが、私的にはNG。特に「madlax」という曲では、いかにもアニメ的な歌い方で他国語の歌詞にミスマッチ。曲調、言語に会わせてもっと厳かな歌い方の出来る方に担当して欲しかったです。
細かくいえば、妖しいエスニックな曲、西洋風アコースティックな曲、異次元的でポップな曲、川のせせらぎのようなピアノ曲、甘美で魅力的なバイオリンの曲、サックスのソロがある曲などで構成されています。ただ梶浦さんの曲を聞いたことのある方にはおわかりの通り、ジャンル分けしにくい曲が多いのです。特にこのアルバムは本編の終盤で流れていたものなので、その内容に沿って様々な要素が集約した曲ばかりです。色んなものが組み合わさってもなおかっこよく聞ける、それが梶浦ワールドの真髄で、このアルバムはその特長が顕著にでていると思います。やはりフルートや南里さんのコーラスが加わった意味は大きい。
また全体的にテンポのよい曲が多く、メロディーの上がり下がりもわりに激しく、はじめての方にも聞きやすいでしょう。
文句なしの星5つ。オススメです!!