いくつもの名前、入り乱れる想い、さまざまな表情――超大国に征服された国で暮らす、『コードギアス』の登場人物たちは、いくつもの見えない仮面を身につけている。その仮面を使い分け、ときに力で、ときに言葉で、自分の目指す場所へと突き進む。廃嫡された皇子ルルーシュが、巨大な帝国を倒すためにとうとう自分だけの軍隊「黒の騎士団」を立ち上げた! その劇場犯罪的な登場があまりに衝撃的。シリーズのターニングポイントとなる8話から10話を収録。とくに10話の大迫力のナイトメア戦にメカ好きはたまらないはず。ひとりで観るときはカッコよさに酔いしれて、みんなで観るときはツッコミながら楽しめる。いま一番豪快なアニメ。(志田英邦)
可哀想なユフィ
★★★★★
可哀想なユフィ
この8巻での主役は実質ユフィだと思います。ルルやナナリー、
スザクや周りの人々が幸せに笑顔で暮らせる道をユフィなりに必死に考えます。
そして考え出した“特区日本”がルルーシュ、
いやゼロの組織(黒の騎士団)を窮地に追い込むのですが・・・。
20話〜22話まで作品のクオリティーは高く、展開に目が離せません。
キュウシュウ戦役での中国傀儡政府の侵攻・ルルーシュとスザクの共闘・
スザクとユフィの騎士を超えた関係。学園祭での楽しい日々から一転、ユフィの特区発表
ルルーシュのユフィへの憎悪・ユフィの博愛によるルルの軟化等など・・・。
しかし、22話のラストでは唖然としてしまうでしょう。
“血染めのユフィ”とのタイトルでしたので、22話は初めから終わりまで
ルルーシュとユフィの動向に緊張しっぱなしでした。
健気なユフィが可哀想ですが、怒涛の展開に文句なしの5評価です。
興醒め
★☆☆☆☆
22話に尽きる。
同じ展開に持っていくにしても、もう少しやり方あるでしょ。
悪趣味である以上に、あまりに稚拙。
ショッキングな感じにしたかったんだろうけど、中二病患者でもこんなの書かないよ。
まぁある意味ショッキングではあったけどね。
これを素直に良いと言える人は、小説にしろ映画にしろ、普段どんな作品に触れているのか程度が知れます。
彼女の犠牲は何だった
★☆☆☆☆
絶句の一言に尽きる何とか違う形に出来なかったのか今でも悔やまれます
借り物の力に調子に乗った報いが
こんな形になるとは主人公も考えなかったでしょう
もう後には引けなくなった主人公どんな形にしろ幸せな未来はもうありません
絶望が只其処にあります。
ギャース!ユフィは思いも寄らぬことしてくれる!
★★★★★
ルルはゼロの時に命令や指示を下し、片や学園生活を送る。
個人に対して仮面を被るのだけでなく、状況を鑑みて役を演じると言う二重三重のパターンを作り出すとなるとはなあ…、よくもまあルルは胃に穴が穿かないもんだ。
謙遜しているユフィといえども一応正統の皇族だからルルと並ぶ程の策士振りを発揮しますね。
まあいきなり御乱心なされましたが。
御乱心とは最後のアレではなく、そこに至るまでの重大発表の連発ですね。
いわば流行りのサプライズ。
本意ではないのかも知れないが計画を悉く潰してくるユフィこそがルル(ゼロ)にとって他の皇族よりも目の上のたんこぶなんだと思っちゃいますね。
この巻で好き嫌いがはっきり分かれます。
★★★★★
正直私はこの巻の最後は嫌いです。人間でもキャラでも生きるスタンスがあります。この巻でその生き方を叩き潰し生ゴミ扱いしています。人がもし人を操ることが出来たとしてもこれは人としてやってはいけないことです。まぁキャラは意図的でなくても制作者は意図的にやってますから怒りすら感じます。しかし好みを外して観るとこれほど先が読めずのめり込ませる作品も珍しく私はこの作品は素晴らしいと感じています。もし二部も終わり「もしあのとき試しに言った内容が違っていたら…」そんなもしものパラレルストーリーを作ってくれたら私はもっとファンになるでしょう。