木から木へ逃げる
★★★★☆
基本どおりのホラーですね。
悪くない出来でそこそこ恐くて気持ち悪くていいと思います。
木から木へ高所を伝わって逃げる所なんかはとてもよかったです。
ただこれじゃなきゃと言える抜けた部分がないので特別な評価はできないですね。
もっと森だからこその部分は多くてもよかったかな。
良くも悪くもあるあるホラー。
★★★☆☆
殺人鬼タイプのホラーによくあるお約束を忠実に果たしているので、新鮮味があまりありませんでした。なので刺激が欲しいホラー好きな人には、ちょっと物足りないかも。
誰もが「サランドラ!」って思うんですけど・・・
★★☆☆☆
冒頭のDNAがどうたらで異形の人間が生まれたとか、人間を狩って生活してるとか、キャラクターとか、まんま「サランドラ」
設定を砂漠から森に変えただけやん!
でも、ま、本編中に「サランドラっていう映画知ってる」っていう台詞があるから、良心的なオマージュかと思いきや
日本語字幕は「サランドラ」となっているが実際の英語台詞は「Deliverance」と言っている
これは1972年ジョンブアマン監督のアメリカ映画(邦題「脱出」)のこと
(マウンテンマン(山地民)とそのテリトリーに入った旅行者のエスカレートしていく闘いを描いている)
つまりクライモリは「サランドラ」と「脱出」を足して、今時なホラー映画の演出を散りばめただけの全くオリジナル性のない映画
ある程度のデキはあるけど、ここまでオリジナル性がないとあまりにもお寒い
メイキングを見ると「キャラクター造型にオリジナル性がすごくある」とか「全く新しいタイプの映画」とか、やたらとスタンウィンストンが言っているが、たぶんこの人見たことないんだろうなどっちも・・・
怖かった〜
★★★★☆
スティーブン・キングが、その年のベストホラーに
選んだと聞いて、ずっと見たいと思っていました。
お気軽な気持ちで森に入り込んで、あんな殺人鬼に
遭遇しちゃったら、もう不幸としか言い様がないよ。
マウンテンマンっていうの? 何アレ? 人間 ?
死なないし、まだ生きてるし、しぶとすぎるよ。
この映画の舞台になったウェストバージニア州は
75%が森林だそうで、そう思うと余計に怖かった。
惨劇の始まりが、日常生活のすぐ隣にあったので、
物語に入り込みやすくドキドキしながら見ました。
キングさんは、こんなホラーが好きなんだなぁと、
そんなところに興味を引かれる怖い映画だった。
久々のスプラッターホラーでのヒット
★★★★☆
ストーリーはあってないようなもの。逃げまどう主人公、追いかける殺人鬼達、といった単純ストーリー。スプラッター系ホラーで、理屈云々はまったく存在しない。スプラッターホラーの代名詞13日の金曜日とは違った魅力がある。ジェイソンは暗殺系だったのに対し、今作品は堂々と人間狩りをしているといったところ(喰うために)。
今作品は直球勝負といった感じのストレートな映画である。正当派ホラーと言っても良いだろう。また残酷シーンだけをメインにしただけの映画ではなく、主人公達の個性もちゃんと反映されているところが、なお今作品を面白くさせている。
サバイバルホラーの単純ストーリーなのだが、演出効果は抜群に良い。手に汗握る緊迫感をだす演出は見事で、映画を見ているこちらも思わず身をのけぞらせてしまうほどだ。無駄にだれるシーンも全くないので、スッと物語りに入っていける。中盤以降、見ている者に一分足りと安堵感を与えてくれない、まさに息もつかせない映画である。
ストーリー構成で、うまいなと思わせたのが、主人公達が殺人鬼達の家に入り込んだときのシーン。殺人鬼達の所業の光景をまざまざと見せつけたことで、殺人鬼達による殺害動機をさらっと示したところにある。このシーンがないと、ただの快楽殺人者たちの宴、みたいな映画になって、面白さが半減していただろう。
★印を5にしなかった理由としては、冒頭の殺人鬼三人の誕生秘話みたいな話が、あまり理屈にかなっていなかったこと。その容姿から人里離れた密林でしか生きる術をもたなかったのかな、とは思うが・・・何となくその辺りが、しっくりこなかった。ジェシー(イライザ)が捕まった際になぜすぐ殺されなかったのかなど、殺人鬼達の趣旨みたいなものをもう少し欲しかった。