告白
★★★★☆
主人公の恋愛観が「鈍感」というのがベーシックな時代に
るろうに剣心は「告白」というエピソードを打ち出した。
薫から紡がれる剣心への奇を衒わずあまりにもストレートな想い、
そしてそれに薫の存在に自分の帰るべき場所を見出していたと応える剣心。
それは余りにも誠実すぎる告白。
○○デレとかなんだとか、そんな「属性」などという言葉で
キャラクターを括ってしまいがちな現代にこそ、このエピソードは救いになる。
人が想いを紡ぐのは時に愚直であるほどストレートでこそあるべきだ・・・と。
「私は流浪人のあなたにいて欲しい!」
「拙者は流浪人・・・また流れるでござるよ・・・」
「大切な人を忘れることの一体どこが幸せなのよ!?」
「俺はまだ・・・死ねない!」
「剣心 みんなで一緒に東京に帰ろうね」
「おかえり」「ただいまでござる」
この2人もここまで来れたなあ・・・。