バブル期の東京・青春の光と影
★★★★★
前半はバブル期の東京をテーマにした作品で(青山・六本木・「さよならの果実たち」の始発電車のターミナルはおそらく渋谷)、青春の光と影を描いた佳作アルバム。そして後半は横浜・逗子・葉山そして軽井沢といったリゾート地をテーマにした「ひと夏の青春」を描くちょっとアイドルにしては重い作品。本格派になっていく荻野目洋子の傑作アルバム、だが、それまでの軽いノリのアルバムが好きだったので、違和感が当時はありました。流行りの洋楽のエッセンスと荻野目洋子の歌謡感が融合したアルバム。ボートラのシングル群もアルバムのテーマと一貫しており、自然に聴けます。