手品ですから何かタネがあるのは当然ですが、こんなにシンプルな仕掛けには驚き、感動しました。他者に披露するよりも、自分自身で驚嘆し納得し満足しています。

この手品は演じている時に勘が良いお客さんはタネを思いついてしまうかもしれませんが、
それを覆す仕掛けがあります。感動です。

見事な商品です。
手品とはまさに魅せ方にあるのだと痛感させられる商品です。

シンプルイズベストを体現する何気に優秀なマジック。

1.携帯性に優れ、2.演技の前後に手渡しが出来、3.手順も簡単で、4.繰り返しもラクで（と言っても、基本的に繰り返してやらない方が良いのはどのマジックにも言えるので、これもあまり繰り返すとバレるかも）、5.安い(笑)。

こうした諸条件をクリアするマジック道具は実はかなり少ない。ほとんどの道具は一度演じてしまうと繰り返しが不可だったり、演技の前後に手渡しが出来ないというものが大半。そういう意味でレギュラーデックやコインを別にすれば、ある意味「究極」に近い道具と言っても決して大袈裟ではない。

老若男女、誰に対してもそれなりに受けるし不思議がられるマジック。持っていて損は無い。

身近な人にマジックを見せる上で、重要になってくるのが
相手にその道具を渡しても、仕掛け（ギミック）がばれないということがあります。
この製品は、相手にボックス、玉を渡してもほとんどの場合タネがばれる事は
ありませんし、ましてや演技前に渡すのであれば、そもそも製品に仕掛けが
ないので不審点は一切ありません。
それでいて、演技自体には練習はほとんどいらないですし
インパクトもかなり大きいです。
他の方のレビューのようにハンカチを使用しないで、直接手で入れる事も可能ですが
私の場合、数人に見せましたが手で直接入れる演技をすると
手でこっそり蓋をあけて入れてるのではないか？と、疑う人が多かったです。
その点ハンカチを使った演技は、物理的に蓋を開ける事は不可能なので
その方が場合によっては相手に与えるインパクトが大きいです。
手で入れて疑う人には、２回目ハンカチを使って入れると言う方法もありかと思います。