原題は「Duplex」。。。つまり、”Duplex house=二世帯住宅”をテーマにしています。
新しくアンティークなアパートを購入した新婚夫婦が、先住の間借りおばあさんの嫌がらせバトルに、かなり、濃いユーモアで抱腹絶倒、笑えます、笑わせます。
「いい物件には裏があるので気をつけてね」という風刺を込めたものと思いますが、次から次へと新手でエスカレーションしていくドタバタがとにかくおもしろい。
最初からこのドラマにすっと入り込んでしまい、知らぬ間に、怒涛のごとく、笑いのツボにハマってしまいます。
ベン・スティラーだけあって、真面目でキョロキョロおどおどしたナイーブな男を演じ、ちょっとしたきっかけから思いもよらぬ災難にあうといった視聴者のご期待に応えた定番ネタのオンパレード。
不思議な魅惑がある女優さん、しあわせ感たっぷりな、あのドリュー・バリモアがベン・スティラーのネタに乗じた形で、息のあったいいコンビネーションを展開しています。
ラストはブラックユーモアっぽくて、笑えそうで笑えないかもしれませんが、こういうオチもネタとしてありですね。
まあご家庭で、こういったアメリカンコメディを存分に楽しむにはいいと思います。

2階のおばあさんも、警察官にも、パイプの修理屋にも
イライラさせられますが、
それがこの映画の良いところなのでしょう。

なんとなくこの夫婦を身近に感じてしまいました。
個人自身の心の中の葛藤をこの2人が表しているようで、
どちらの立場に立っても、「わかるわぁ〜」という気がしました。

今まで見たラブコメで一番好きだったかも。
２階に住むばあさんにちょーイライラしっぱなしだったけど、
最後ですっきりできた感じ。
ここまで見るものをイライラさせるなんて、あのおばあさんは名女優なんじゃ?!
ドリューも、ベンも可愛くてとにかく面白かった。

お婆ちゃんを殺すため殺し屋までやとったのに、
何かあると助けに行くベンちゃん夫婦が良かった。

ストレスいっぱい、イライラがたまっていても、
悪人になりきれないところに好感を持ちました。

ベンちゃんのダメダメ加減がいいし、ドリューも
可愛らしいしで、スターの魅力を楽しみました。

でも、ストーリーはいまいちノレなくて微妙・・。
結末もゆるいし、いまいちスッキリしなかった。

死んだふりまでする、あのお婆ちゃんの策略が
気持ちよく観れなくてハマれない映画でした。

そのイライラというのはこの映画に登場するバアさんに対してで、
観てて本当にイライラした。
というのは褒め言葉であって、ここまでイライラが素直に伝わってくる映画というのも珍しいのではないか。

物語のストーリーとしてはそれなりに楽しめるものだった。

役者の演技も素人目ではあるが、観ていて愉快だった。