Touch Diamondの基本的な使い方というよりは、国内・海外を含めたカスタマイズソフトの紹介に重きが置かれています。
TouchFLO3Dを含め、それらの項目は非常に多岐にわたり、かつ数も多いのですが、
たくさん詰め込んだ分ひとつひとつのセッティングや詳細内容についてはばっさりと割愛されている印象で、
「こんなことも可能だが、導入は自己責任で」という色合いが強く出ています。
あれもこれもと欲張ったあげく、不具合が起きてしまって動かなくなった、では目も当てられません。
ひとつひとつの内容をよく吟味し、自分に必要かどうか、
また不具合が出てきたときにきちんと対応できる、いわば上級者向けの本です。
初めてWindowsMobileを手にする方には難解な部分も多いので、本書の購入はお勧めできません。

HTC TouchPro用の情報が欲しく購入しました。
確かにTouchProのToday画面の変更など、やり方が乗ってはいますが、どちらかというとWindowsMobile用のアプリケーションを紹介している方が多いため、期待していた内容と違ったのが残念です。
が、初めてのWindowMobileなので、便利で有名なツールの使用方法やセットアップ方法が載っているので、「TouchProの情報」よりは「WindowsMobileのツール情報」という風に考えると、十分に役立つ本だと思います。

主に著者のブログを参考に、このマシンの購入に踏み切ったのですが、このマシンは、現在も自分的には大きな問題が山積しており、ネットで調べたり他の本を読んでみてもなかなか解決しないことが多いため、ワラにもすがる思いでこの本を買ってみました。

特に感じる問題点としては、

１、メールソフトなどが自動で通信をするとしばらく繋ぎっぱなしになってしまい、そのせいですぐにバッテリーが切れてしまうため、結局メールを含めたネットに自動接続するソフトの大半を、手動接続にしてしまっている。また、バッテリー充電に、７，８時間もかかる！

２、ネットサーフィンする時にも画面が小さく見づらいので、評判のよいnetfrontを使っているが、それでも見づらい上、キーボードを使おうと思って画面を横にすると文字が消えてしまう。ネットで調べた方法でも解決されない

３，横方向ボタンが押しにくく、誤作動が多すぎる

４，USBホスト機能がない！

５，他の本で動作するとして紹介されているソフトでさえ、文字が消えたり不安定なソフトが多すぎる

６，TouchFLO 3Dを外しても、動作がもっさり

などなど、通信範囲が広く、通信速度が速い以外には、むしろアドエスよりも使い勝手が格段に劣ると思います。

残念ながら、この本ではこれらの問題点は解決されませんでした・・・。

著者のwindows mobileに対する思い入れはわかるのですが、マシンやソフトのよい点だけではなく、悪い点もしっかり指摘していかないと、スマートフォンは一部のマニアだけのもので終わってしまい、かつてのPDAと同じ運命をたどってしまうのではないかと思います。

また、「iPhoneライクに」する方法がいくつか記載されていたのが印象的でした。結局、windows mobileはiPhoneに劣るのでしょうか？

ちょっと厳しい内容になってしまいましたが、アルファブロガーはそれだけ他の人に与える影響が大きいのですから、手放しで褒めるだけではなく、辛口の批評もお願いできればと思います。