物語中盤までの曲をカバー
★★★★☆
本作は、物語中盤までの曲が多く、それぞれの立場での迷いや、成長過程での葛藤を感じることが出来ます。
沙霧大尉のクーデターや、日常的なシーン、横浜基地の内のBGMが主な曲です。
後半の甲21号作戦や、横浜基地防衛戦、桜花作戦のBGMを求めるなら、vol.2を買いましょう。
ゲームファンなら・・・・
★★★★☆
マブラヴ オルタネイティヴに感動を覚えた人なら、絶対に買って損は無いと自分は思います。
まずジャケットからして感慨深いものがあります。
そして、そしてその音楽たちは感動を与えてくれたゲーム内の情景を再現するようです。
やや難点だと思ったのは、Vol.1ということで途中までしか入っていないところですね。
それも踏まえて☆4つにしました。
「得られたもの」を、誇ろう。
★★★★★
マブラヴ・オルタネイティヴに、「やられた」者としては、このサウンド・トラックは、宝物のように感じる。
まず、払暁の地平を背景に、蒼天を砕くがごとく進む凄乃皇の威容、それを取り巻く12機の不知火が推進する光‥‥‥既に、このパッケージ自体に、こみ上げてくるものがある。「‥‥‥反則だろう」とさえ言いたくなる。
そして、それぞれの曲に、眼を閉じて想う‥‥‥。
ゲーム・サイズの「未来への咆哮」に、個々の思い描く、その人だけの、オープニング映像が生まれるだろう。
「凄乃皇」には、「オルタネイティヴ」全体の隠しテーマ的な、威厳と、解放の力感が満ちている。
「陽だまり」は、ゲーム作中同様に、何者にも気遣うことなく、微笑むことが許される‥‥‥救いの曲と言えよう。
「戒厳令」は、自分の顔が、どんどん険しくなっていくことを自覚する。高揚とは異なる、ある種の覚悟のようなものか‥‥‥‥。
「殲滅せよ」から、「決断」までは、まさに「怒涛」である。存分に、曲に溺れて良いように思う。
そして、それらを受けて「宿命」が、来る。この宿命に、誰を想うのか‥‥‥‥私は、未だ、その順序をつけられずにいる。いや、順序などつけてはならないのだろう。
「激突」は、「宿命」を受けて、闘志を再点火してくれる。人類逆襲の象徴である。
‥‥‥私はゲームの最中、幾度、キャラクターたちの心情と同化してしまっただろうか‥‥‥。その曲の名は、「生命の炎」。傑作としか表現すべき術を、私は知らない。
「PX」は、もう「京塚のおばちゃんに叩かれたくなる」以外の、感想しか思い浮かばなくて(笑)。
‥‥‥‥これ以降の曲を、あれこれ私の言葉で語るには、冒涜であるように思う。それは、この作品を、いかに受け止めたか、それぞれの、重大な心の分岐点の曲群であったように感じるから‥‥‥。
ともあれ、私は、ゲーム本体と共に、このサントラを、人生の財産としたい。心から、誇りを以って、お薦めする。