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銀河のワールドカップ (集英社文庫)

価格: ¥780
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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サッカー少年にもサッカー少年の親にもお勧めです ★★★★★
ストーリー展開は漫画的に都合よく運びすぎますが、テンポよく楽しく読めます。

一人ひとりの個性を伸ばして、チーム力を高めていくという、
チームスポーツの楽しさが読み進めるにつけ、増していくので、
大人は、自分が少年サッカーの監督になったような気持ちで、
子どもたちの成長を喜ぶことができます。

読み終わると、サッカーがしたくなることでしょう。


うちのサッカー少年が何度も読み返すので、ぼろぼろです。
本書が与える感動とは -身体性を言葉に落とす- ★★★★★
とにかく心を震わすシークエンスが至る所に出てくる小説。
サッカーの魅力だけでなく、
身体性の表現自体の魅力に満ちている。そこには「龍治」に通ずるテイストがある。

欠点も結構ある。
花島と恋人の関係、花島の過去の挫折。三つ子の父親、そして母親。
書き込みが足りないので、なくても不要かもしれない。
特に母親。

ただこの小説は、肉体の躍動感と心理的な背景をすばらしく繊細に書き込んでいる。
ストーリー以上に、そのシークエンスの描写に惹き込まれていく。
最後のレアルとのゲームの場面。
傑作だと思う。
場面場面に身体性の描写があって、そこが圧倒的に惹き付けられるので、
不思議なことに本書は何度でも繰り返して読める、希有な小説になっている。

とにかくシークエンスの表現が優れていて、
それがサッカーの本質を捉えているのだと思う。
身体を動かしてない方にお勧め。
スポーツをしたいと思うかもしれない。
アニメにしたい感じの作品です。 ★★★★☆
爽やかでスピード感があって、王道の青春小説です。
サッカー好きな小中高生男女または、そういう年代の子供さんのいるご両親に
子供さんと一緒に読んでいただきたいです。
感動・・・というのとは少し違いますが、楽しめる作品です!
楽しく勝ちたい ★★★★★
サッカーのことよく知らないけれど、動きが凄くよくイメージできた。特に8人になってからが渦巻きの状態が凄くリアルに感じられ、一人一人が凄くきっちりとかかれてるからだと思う。
一人一人が開花しそれがチーム全体の発展となっていく未来カップ。ありえない展開でプロと一戦を交えるシーン。一番下手な玲華が一番楽しんでサッカーをやっているのがいい。花島のプレーシーンはやっぱりビビッとくるものがある。
子どもが子どものままでいられる、でも子供らしさを押し付けてはいない、その子らしさを大事にしてる。「自由で発想豊かでゴールへの意志に満ちたサッカー」凄くいいと思った。
少年チームの保護者の立場なためかなり思い入れ強く読んだ。
勝とうとすると楽しめない、楽しいことに重点を置くと勝てない、でも楽しく勝つことだってできるはずなんだよね。それには個々の能力がかなり大きく左右するわけなんだろうけど・・・。結局プレーするのは子供自身であって親ではないという事を強く肝に銘じておこうと思う。
自由なサッカー ★★★★★
サッカーをよく知らない人にも読みやすいように書かれていたし、急造の少年サッカーチームが、日本一では物足りず銀河系最強軍団に勝負を挑むという現実では考えられない展開が小説らしくてとても楽しめた。過去に指導者として失敗した経験をもつ花島が、少年たちに考えさせ自由なプレーをめざすサッカーは、見ているほうにも楽しさが伝わってきて読みながら興奮してしまった。