スーパーカーにあこがれた大人たちへ…
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いわゆる70年代に世界を魅了したスーパーカーに焦点を当てたDVDです。
ちょっと幼稚なパッケージカラーやデザインも当時のイメージを出すためだと思います。
内容はもちろん、当時あこがれたスーパーカーをついに手に入れたオーナーの話と、その車の映像がメインなのですが、見た目はピカピカなのに撮影中に何度もトラブルが発生したり、性能テストではカタログスペックに遠く及ばない数値しか出なかったりと、結構シビアな現実を見せ付けられます。
これを見る人は今でもスーパーカーに思いを馳せる40歳前後の大人だと思います。
この年齢だとすでにスーパーカーを手に入れていたり、買うことが不可能ではない程度の貯金を持っている人も多いでしょう。
このDVDはそんな人たちへの警告でもあるように思えます。
スーパーカーを買うことのできる収入や貯金がある。しかしDVDに出てくるオーナーたちのように苦労しながら車のコンディションを維持していく情熱があるのか?
無いのであれば、最新の車にしておきなさいと。
その苦労わかるなぁ・・・
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このDVDの良いところは、オーナーが普通の人たちで、金持ちが金の力に任せて買った吊るしのクルマを自慢するようなイヤミさがないところですね。ま、お金持ちの多くは現行のランボやフェラーリ、つまり「新車」しか買わないでしょうけど。わざわざ大金払って買ったのに、レストアや故障や整備に苦労してもそれに余りある魅力があるのがスーパーカー。あの苦労の様子やこだわり、それに語り尽きないウンチクは共感します。手のかかる旧車と暮らすにはMっ気のある忍耐力が必要ですね(笑)。このDVDは旧車との付き合い方の一端をうまく伝えてくれました。一般人には理解不能な内容かと。笑える。かみさんはバカじゃないの?とあきれ顔。「男なら、一度は買おうスーパーカー!」
新しい切り口!
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BSJで放送していたあの番組、DVDで出るんですね!
この番組、「スーパーカー・ブーム」を彩った往年の名車たちが続々登場します。カウンタックLP400、512BB、ミウラS、ロータスヨーロッパSP、デ・トマソ・パンテーラGTS、ポルシェ930ターボ・・・ブームを知る世代としては思わず夢中になって見ちゃいました!が、この企画の素晴らしい所は単にそれらスーパーカーに焦点を当てるだけではなく、カメラマン・デザイナー・自動車評論家・そしてごく普通の会社員などなど、様々な職業のオーナーたちの、個性豊かな愛車との生活に焦点を当てて製作されているということ。0ー400やサーキットバトルなどといったタイムトライアル的なピリピリした要素は皆無!終始リラックスした「オトナの趣味」としてのスーパーカーが描かれています。
必見ですよ!!