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シルヴァー・レイン

価格: ¥2,520
カテゴリ: CD
ブランド: ビクターエンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
   マーカス・ミラーはまず、グラミー賞受賞のベース・プレイヤーとして知られているが、『Silver Rain』ではベースに劣らぬほどに腕の立つアレンジャーとして自らを証明している。スティーヴィー・ワンダー、デューク・エリントン、ジミ・ヘンドリックス、エドガー・ウィンター、ベートーベン、プリンスなど、本質的に異なるアーティストを扱いながら、ミラーはこの面々をまとめあげるだけの技量があることを証明している。

   エドガー・ウィンターの70年代のロック・ジャム「Frankenstein」で、テノールのカーク・ウェイラムやアルトのケニー・ギャレットを含むバンドは多いに暴れているが、ミラーのスラッピング・ベースがグルーヴを完璧にまとめあげている。反対に、ベートーベンの「Moonlight Sonata」(邦題「月光」)ではミラーのメロウなグルーヴのための絶好の舞台となり、スティーヴィー・ワンダーの「Boogie On Reggae a Woman」のカバーでは複雑でファンキーな部分を存分に発揮している。プリンスの「Girls & Boys」ではメイシー・グレイが彼女の突き抜けるような肉感的なヴォーカルで華を加え、エリック・クラプトンはアルバム・タイトル曲でガッチリ演奏している。

   75分に及ぶこのCDは聞き応えがあるが、何より印象的な点はこの量ではなく質だ。ミラーは苦労の跡を見せずにこれだけの素材を自分のものとした。それ以上に、彼は多様な曲を真にまとめあげて1枚のアルバムとしている。このアルバムには聞き所が数多くある。マルチに楽器をこなすミラーは曲ごとにたくさんの楽器を演奏し、雰囲気を醸しだし、ミュージシャンとして様々な顔を見せているが、特筆すべきは、一本きっちり芯を通している点。その結果、非常に楽しめるアルバムとなり、ミラーの数多くの才能を披露する絶好の場となっている。(Steve Duda, Amazon.com)
歌うベース!!! ★★★★★
通算六枚目のソロアルバム。

一曲目のベース音を聴いただけで、鳥肌が立つほどに、格好良い。
カバー曲で、クラシックのベートーベン「月光ソナタ」、プリンス、デュークエリントン達の選曲のセンスも見事。

基本的に、この作品を聴くリスナーは、ジャズフィールドの方が多いのだろうけど、ジャンルを超えて、先入観なしに聴いてもらいたいです。

個人的には、「La Villette」でのレイラ・ハザウェイのボーカルが酔えた。
歌心のあるベースを聴けて、幸せ。
センスはいいんだけど、線が細い! ★★★☆☆
マーカス・ミラーはセンスのいいミュージシャンです。ベーシストとしても上手いし、カッコいいんだけど、何となく線の細さを感じてしまいます。バッキングとしてプレイしている分には申し分ないんですが、ソロになると否応なくフロントに出ざるを得なくなりますので、線の細さが露呈してしまいます。プロデューサーの方が向いているのかもしれません。
本アルバムはゲストを招いてのセルフ・プロデュースの企画アルバムみたいなものですので、本人もリラックスしてプレイしています。こんな感じのプレイが一番いいですね。変に気負ったプレイをされるとこちらは引いてしまいます。
マーカス・ミラーに感じる線の細さって言うのは説明するのが難しいです。こんなことを感じているのは私だけかもしれません。何が悪いって言う訳ではないんですが・・・
総合的にすばらしい ★★★★★
 ベ−シストとしてのマ−カスはもちろんですがさすがプロデューサとしての才能を発揮している作品だと思います。聞き手をあきさせないアレンジになっておりいろんな楽器陣に目を配りとてもバランスがよいのでベ−スの魅力を存分の出していると思います。ベ−シストの作るインストとして安心してお勧めできます。
多種多彩なサウンドが楽しめるアルバムです ★★★★★
2005年発表の現時点でのマーカスミラー最新アルバムです。自身がより強くより美しくと語っているように、サウンド的には、前作M2がかなりアダルトオリエンティッドなアルバムだったのに対し、ザキングイズゴーンの頃のようなロック色の強い曲から哀愁を帯びた曲、ジャジーな曲、ファンキーでご機嫌な曲とバラエティに富んだアルバムになっているのが特徴でしょうか。加えて、クラプトンとの競作、競演。いつもながらのバラエティに富んだカバー等多種多彩な楽しみができます。もちろん、マーカスの歌うベースは健在。重低音ファンには堪えられない響きを聞かせてくれます。
マーカスのベースと多彩なサウンドが楽しめる意味で、これからマーカスを聞きたいという方にも適したアルバムだと思います。
勝手に体が動く ★★★★☆
毎度の事ながら超うまいですねこの人。
それでいてテクニックだけじゃなく聴く側が喜びそうなフレーズもちゃんと押さえてる感じがすごい好きです。
僕の中ではスラップベースの神様です。
一曲一曲の完成度というかバランスがポップスの曲なんかに比べるとあともう一押し、って感じがしたのが心残りなんですが、ベースでこんなに心おどる音楽ができるってのは素直にすごいと思います。