金城哲夫のウルトラ最後の脚本作品や、「ゴジラ」の本多猪四郎・監督+「赤影」「仮面ライダー」の伊上勝・脚本作品を収録!!!
★★★★☆
シリーズ初期の下記の4本を収録。
いささか地味な作品が続きますが、いずれもオーソドックスで手堅く、しっかりとした作り。
シリーズの方向性・カラーを固める作品群です。
特に、有名クリエイターが関わる9話,11話は要チェックです。
第 9 話 「怪獣島SOS」 古代怪獣ダンガー 登場
監督が「ゴジラ」など東宝特撮映画の本多猪四郎、脚本が東映「仮面の忍者赤影」「仮面ライダー」などの伊上勝 というスタッフが豪華な一本。
そして、MATの整備班長役で、空手映画などで有名なアクション俳優にして名悪役の、石橋雅史がゲスト出演。
郷がエンジニアだということも、劇中にさりげなく盛り込んでいて見事。
そして、相変わらず、榊原るみの美しさには見とれてしまいます
第 10 話 「恐竜爆破指令」 化石怪獣ステゴン 登場
シーボーズの様な骨だけの怪獣と少年たちの童話。
マンのガバドンの話にも似てます。
自然な形で「四足で立つ」、ステゴンの着ぐるみ造形が素晴らしい!
第 11 話 「毒ガス怪獣出現」 毒ガス怪獣モグネズン 登場
ウルトラマンの金城哲夫によるウルトラシリーズ最後の脚本。
エリート軍人一家出身である岸田隊員=西田健メインのエピソード。
シリアスな内容に惹かれます。
モグネズンは、実はハリネズミがモチーフ。
意外や目がかわいらしい。
第 12 話 「怪獣シュガロンの復讐」 音波怪獣シュガロン 登場
山奥で暮らす牛山画家の娘・静香役の久万里由香がはかなく美しい。
ミステリアスで哀しい話が心に沁みます。
シュガロンはダンガーの改造なんていうことも、知ったのは大人になってから。
全身白くて、マシュマロ(状のもの)を体中に付け、この外観から優しさも感じる見事なイメージチェンジ!
少し印象が薄い話が並んでるような気がする
★★★☆☆
前の巻に収録されてる前後編の後だからか、少しインパクトに欠ける巻でしょうか?。ただし、11話「毒ガス怪獣出現」は金城哲夫氏が脚本を書いてます。金城氏が書いてるのは「帰ってきたウルトラマン」ではこれだけですね。
彼が書いた理由とかはよくわかりませんが、沖縄に帰った金城氏に声をかけたら、自分から出向いてきて書いたらしいです。それが旧日本軍の「毒ガス」が出てくる話です。
そう考えると、改めて観てみる価値があるかと思いますが、他は印象が薄い気がします。
廉価版です
★★★★★
デジタルウルトラシリーズが、こんな低価格でリリースされるなんて良い時代になりましたね。
予告編未収録で一部の方が騒いでいるようですが、この値段なら買い揃えようと云う方の購入判断を混乱させてしまうかもしれないので、不当な低評価も程々にして頂ければと思います。
作品自体は、言うまでもなく時代を越えた名作ですから…