使い方によっては。
★★★☆☆
イラストや写真が多く載っており、レイアウトも非常に見やすく、全体的には非常に丁寧に記載されているが、章ごとに善し悪しのむらがある。免疫染色に関しては誌面の制限の中でうまくまとまっているが、in situハイブリダイザーションに関しては他の参考書と共に本書を使いたい。
例えば、ホールマウントin situハイブリダイゼーションの章では、最も肝心なRNAプローブなどの至適濃度の幅などが書かれておらず、初心者が本書を見て実験を行えるか不安なところが多い。同じく、RNAプローブの作製法では、キット名が記載されているだけで実際のIVT反応についてはなにも書かれていない。