産業カウンセラーに必要な最低限のことを網羅している。
心理学系の学部を出た人にとっては、産業分野の知識を
増やすのにいい。
また、これから産業カウンセラー試験を受ける
つもりの人にとっても、総括として利用できる。
ただ、入門書なので、産業カウンセラーとして
活躍している人にとっては、もの足りないことは
いうまでもなく、各論で別の書籍へ進んだがいいと
思われる。

産業カウンセラー試験を受験する方の参考書としては、最適です。
この本だけで独学しても学科は、合格可能です。

ただ学術的な参考書としてはあまり良い出来ではありません。
確かに臨床での実践家が執筆しているのですが、内容が改訂された割には一昔前で、また言い回しも臨床心理としての一般的なものとは異なります。
産業カウンセラー試験自体が、臨床心理に基本を置いているものの、少し異質な雰囲気がありますが・・・。
キャリアカウンセリングなどを学びたい方には不適かもしれません。