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一日(ワンデイ)歳時記

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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生活とともにある時間と言葉 ★★★★★
飽きない、楽しい、コンパクト、三拍子揃ってます。
季語初心者というよりある程度の季語経験者のほうが面白さ倍増です。
これで季語をマスターしようというのは虫がよすぎますが、
さて、知ってはいるがこれをどうする?という時に、
言葉の応用範囲が格段に広がる本です。
朝色図鑑、夕色図鑑、配色、時間帯まで盛り込んでお得です。
表紙も華やか、紙も厚いし、本は薄い、ビジョアル、
(老眼には字が小さいので)おそらくオトメ層をねらっての本でしょうが
年齢に関係なく楽しめます。
「時感語」に気がつき「一日風流人」になれる ★★★★★
『歳時記』と言えば〈春夏秋冬〉に分類されるものとされるが、本書は一日の時間帯別〈朝・昼・夕・夜〉に振り分ける。新形式の風流スタイル。
「春はあけぼの」「夏は夜」「秋は夕暮」「冬はつとめて」…清少納言こそ「一日歳時記」最初のプランナーである。さらに、他書と異なるのは、日本人独特の「時感語」と「時感色」を精査していることである。例えば、「雀色時」などは現在の国語辞典には収録されなくなっている。「かはたれどき」もそうだ。北原白秋はこの語を「片恋」の詩に使って感銘深い。
 これまでの歳時記は、手近で利用するにはいかにも大仰すぎた。このコンパクトな風流ガイドは、一日の朝から夜までの暮しを清々しく匂やかなことばで表現している。
 例えば「黄昏」とは「心を純粋に澄み渡らせて、たまゆらを生きる悲哀をかみしめる刻」とか。「夕方の薄暗い時」ではそっけない。本書はその道の権威筋、金田一家の御曹司の肝煎りだ。
「未明」についても次のように強い口調で言う。
 …こともあろうに、気象庁は未明を「午前三時まで」と特定し、それ以外では使用を禁じてしまった。言葉とは、一国または一民族が、過去・現在・未来に共通して、物の考え方や意思疎通を図る約束事。だから国語という。なのに、気象庁の都合だけで、こんな勝手な意味変更が許されるのでしょうか?と手厳しい。