星と人間の関係
★★★★★
この本を読む前は、四柱推命というのは、とっつき難いものでした。
最初のページにあるいろいろな方々の事例の話を読んでいるうちに、自分の星は一体なんなんだろうと思い、巻末にあるページで自分の星を出してみました。星にはそれぞれ個性があり、一つの星だけでなく、自分がもつ8つの星の組み合になっており、自分が一体どういう星の作用を受けているのか良く分かりました。また、自分の持っている星だけでなく、1年と10年毎に変わる星との組み合わせによる影響があるということも知り、今まで生きてきた人生と照らし合わせて、思い当たる節がいくつもありました。また、職場や自分の環境の周りの人々の星も出すことで、理解しにくかった人達の持っている星を調べることで、その人たちのタイプを理解して、対人関係に生かすこともしています。もちろん、この著者の方が書かれているように、星や占いが全てでないのでしょうが、一つの指針として受け止めています。しかし、この本を読み進んでいくにつれて、人間とは、悩みなど程度の差こそあれ、同じなんだと思えるようになって、凄く気が楽になりました。サブタイトルのからだを脱いでという意味が分かるような気がしました。人間は、元来はだかで生まれてきたのに、なんだか、年を取るにつれて、まとわりついたものが、かえって自分の心を重くしていたりして、なんか、そんなまとわりついたからだを洋服を脱ぐようにすることで、自分の頭もからだもスリムになって、本当自分の姿に会えたような1冊でした。