学校では教えてくれないことがいっぱい
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透明水彩絵の具を使って描く時、基本的には「白」は使いません。普通ピンクは「赤+白」で「作り」ますが、ではどうやって? 答えは「赤+微量の黄+水」。描き始めはどうする? 「明るい部分から描き始め…上に濃い色を重ねて…。」というように、とても判り易く丁寧です。草木画の本ではないので(草木の)緻密さまでは説明ないけれど、「空・雲・雪・草木・建物・水・川・海・光・影」風景を描く時に必要なことが全て挙げられています。技法と場面を変え、いろいろなパターンの見本画としても見せてくれます。簡単そうで実はとても難しい水彩画。「学校(小中)でやってたのは何なの!」といいたくなること請け合い。
透明水彩、いや、絵(油絵は除く)を描く基本、いろはの「い」の字を教えてくれる一冊です。