マスターと丈を除けば誰も知らないふたりの関係。
かれん側の事情が複雑で言えないのはわかるけど、せめて真剣に付き合っている事くらいは言ってもいいような気がしました。

もっとも、今巻ではそういう事を言うチャンスはせいぜい合宿での原田先輩くらいですかね。
とはいえ、言ったとしても一悶着ありそうですけど。

やっぱり年の差恋愛って気の迷いに過ぎないのでしょうか。

今回はちょっとはらはらする展開から。
星野りつこ絡みでがらみで勝利とかれんの仲がぎこちなくなるんだけど
そのあとにちょっとびっくりな展開。
でも最後はらしいというか。勝利とかれんだなという感じでした。
本当に好きあってるんだな。

おいしいコーヒーシリーズ3作目です。ついにショーリはかれんと一晩を共にすることに！？この作品は普段マンガしか読まないという方もスラスラ読めると思います。ショーリのかれんをもっと自分のものにしたいという気持ちがすごく伝わってきます。またかれんと5歳も年が離れていると悩むショーリを応援したくなります。二人の恋の間にいろいろと立ちはだかる壁。いったいこの先どうなるのでしょう？

何て言えばいいのだろう・・・読後の感想は「甘ったるい」かな？。
物語後半、自然のいたずらで二人は帰れずに始めてのお泊まり(同じ部屋)始めての・・・誰でもこういう風になると思う。
十代、二十代の頃、忘れていたこういうドキドキ感を想い出させてくれる。

いまだ大きな進展を見せない二人の切ない恋。
　この三作目は「かれん」が今までにない決心をして鴨川に二人だけで泊まることに。
　「ショーリ」だけでなく「かれん」もまた二人の恋について思い詰めていたことが改めてわかる作品やないでしょうか。
　とにかく、このシリーズはかなりお薦めものです。