最近のファンにも、コアなファンにもアプローチできるWorks集
★★★★☆
勢いに乗りっぱなしのQuasimodeのWorks集ということで、
よくある外仕事ばかりのコンピレーション??かと思いきや、
新録曲も入ってて、内容的にはオリジナルに引けをとらない満足度。
特にMasa Collective / Love Is Everywhereと
Markus Enochson / Tonight The NightのRemixは
元の曲が大好きなので嬉しかったです。
Remixって一曲ずつバラバラにシングルに入っていたり、
アナログのみでCD化されなかったりして、
かなり好きな人でないと集めきれないところがあると思うんですが、
そういう意味で、散らばっていた楽曲をまとめて紹介する役割を持ってますよね。
でもただ寄せ集めただけでは、コアなファンは物足りなさを感じてしまいます。
Remix音源を既に網羅している熱心なファンのために新録も入れているというのは
嬉しい企画ですね。一枚で二度美味しい的な充実感のあるアルバムだと思います。
新録曲の中でも、Take The New FrontiersのVocal Ver.は素晴らしい。
Valerie Etienneの声ももともと大好きだし、それがすごくハマってます。
オリジナルではなかったメロディも沢山入ってて、
生まれ変わってるんだけど馴染みのメロディも聴けるって感じが新鮮でいいです。
このアルバムを機に、Quasimodeを起点に他のアーティストへの数珠つなぎを始めるファンがいてもいいと思う。
そんなきっかけづくりの一枚になれば、なお素敵だと思います。
音楽の楽しみ方が、何倍にも大きくなる可能性を秘めたアルバムかもしれません。