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Presto

価格: ¥893
カテゴリ: CD
ブランド: Atlantic / Wea
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ラッシュの新章スタート! ★★★★☆
カナダのラッシュ、通算16枚目のアルバムです。
プロデューサーが前作とは変更になりまして、SAGAなどでお馴染みのRUPERT HINEが共同プロデューサーとしてクレジットされています。


この作品ではギター、ベース、ドラムスがメインのシンプルな構成となっています。鍵盤楽器は後ろのほうで小さくなっている感じです。シグナルズ以降の作品に馴染んでいる方には少々物足りなく感じるかもしれません。


古くからのファンだと、『えっ?これがラッシュ?』なんて曲も収録されています。
しかし私はこの作品ではそういう曲ほど好きですね。ラッシュワールドが奥深いだけでなく、幅広いことを改めて知らしめてくれたアルバムです。


もちろんいかにもラッシュって曲も収録されてますので御安心を!
シンプルでポップ ★★★★★
"Power window"と"Hold your fire"は,Peter Collinsとの共同プロデュースで,自分達のスタイルに様々な(良い意味での)ギミックを取り込んで,当時のテクノロジーで自分達が何をリスナーに表現できるのかを示してくれた.まだCDプレーヤーが十分に普及していなかった当時,この音のすごさはCDでしかわからないのではないか,とか言われていたのが懐しい.

その後の本作と"Roll the bones"では,Rupert Hinesと組み,テクノロジーを駆使しながら,自分達のスタイルを研ぎすましていったといえるでしょう.結果として,アレンジがシンプルである.曲調はポップなものが多い.2曲目の"Chain lightning"は,まるでAORの味わい.本作リリースの約1年後に起きた湾岸戦争で,夜中に照明弾がクウェートの空を飛び交っているテレビ中継をみたとき,この曲が頭の中を巡った.曲と詞の組合わせが味わい深い.7曲目の"Superconductor"はたしかシングルカットされたかと.キャッチーで疾走感がある.直接的な表現はないが,ベルリンの壁崩壊とか,冷戦構造が変わろうとしていた当時の社会の状況と本作の詞を重ね合わせると,彼ら(というよりはNeil Peartか)の視点がかなり「今(当時)」に向いていたことがみえてくると思う.

シンプルゆえ,「軽い」という感じも受けるが,当時のロックのアルバムが軒並み重めのビート重視でドカンドカン鳴っていたのを尻目にし,スピード感があってしなやかな本作の作風は,当時とても新鮮に聴こえた.そして,彼らも,本作の次"Roll the bones"のさらに次で,オルタナ色を前面に押し出したヘビーな名作,"Counterparts"を出すことになる.近年のRushのファンにはとっつきにくいかもしれないが,彼らはハードロックをベースとしながら,表現を多様に変化させてきた,そこに魅力があるとみるべきでしょう.私にとっては,「プログレッシブロック」そのものを体現している世界唯一のバンドである.彼らのすげー演奏は本作でも健在.是非ご一聴を.
いい曲あるのに誰にも評価されない! ★★★☆☆
流石にラッシュファンの一人として黙ってられない。時代とともに音楽性とか日々変化しているが、このアルバムもそれなりにいいよ。特にタイトルナンバーPRESTO、彼らの音楽の深さというか、スケールの大きさ、才能みたいなもの感じます。こんな曲ラッシュしか作れません!人其々感じかたはあるけど、きっと一聴に値すると思います
これも時代が要求したRUSHサウンドなのか?・・・ ★★★☆☆
 mercuryからATLANTICへとレーベルを移籍し、しかもプロデューサーもPETER COLLINSからRUPERT HINEに交代と自身の環境を変えた意欲作。
 前作「HOLD YOUR FIRE」が個人的に気に入らなかったのと大好きなプロデューサー、ルパート・ハインとのコラボレーションという事で否応無しに期待が高まったのであるが、残念ながらまたRUSHは別のベクトルへと方向を変えてしまったようである。FIXX、SAGAのアルバムでRUPERT HINEプロデュース作品が非常に好きだったので、以前よりRUPERT HINEがRUSHをPRODUCEするとどんな感じになるか興味があっただけに残念でした。ただ、今現在聴き直してみると、コンパクトにまとまった大人のロック作品みたいに聴けます。
ギタートリオとしてのラッシュを再認識 ★★★★★
前3作の流れからまたガラッと変わった印象のある本作。ポップでありながらなんか変な独自の曲想を繰り広げる全11曲は、従来のラッシュファンとしては最初は相当な違和感があった。もはやプログレハードと呼ぶには無理がある曲の数々、あの流麗で分厚いシンセはどこへいった、ゲディのメロディアスなベースは、アレックスのスペーシーなギターは? ところが今にして思えばPower WindowsやHold Your Fireより断然Prestoを聴く回数の方が多い。この気持ちの良さは何なのだ?

これまでシンセやシーケンサーを使いまくって空間を音で埋めつくし塗り込めてきたラッシュは、本作から隙間を生かすことを考え始めた。デジタル音が後退し、その分ギターが前面に出てきた。こんなに思い切りよくアコギを使うラッシュは初めてで、何か吹っ切れたような演奏は爽快感に満ちている。今まではギターがシンセの音に埋まっていたが、いまやシンセは後ろの方で控え目に鳴っているだけ、ここではガンガンかき鳴らされるギターが主役。やっぱりラッシュはギタートリオなんだ、ということを再確認させてくれる。Prestoに慣れた耳で前のアルバムを聞くとシーケンサーがうるさ過ぎるように感じる。またギター・ドラム・ベースの組み立ても、前のように緻密に計算して巨大建築物を構築する感じではなく、もっとラフで本能のままにジャムを繰り広げているような楽しさがある。以前の緻密構築美もいいが、Prestoの奔放躍動美も素晴らしい。と言っても冒頭のShow Don't Tellを聴けば分かる通り、緻密なサウンド・タペストリーも勿論健在。ラッシュのアルバムの中で一番変な曲が多いという噂もあるが、それだけハマッたら癖になる曲が多いということだ。ラストの曲は珍しくピアノが入ったこのアルバムならではの曲だが、私はこれにハマり一時期聴き狂っていた。このアルバムで打ち出されたハードギター路線はその後カウンターパートへと引き継がれて行く。