ぶ、分厚い…
★★★★☆
とても楽しい本で、子供(4歳)は楽しく落書きしています。
ただ、個人的には、もうちょっと薄い本だったらよかったなと思います。
(大きさをよく確認しなかった私も悪いんですが)
この本が分厚いため、
1)見開きにするのが子供にはちょっと大変
2)お気軽に持ち歩けない(お出かけバックに収まらない、主張のある太さ)
3)収納場所を選ぶ(普通のぬりえ本のように本の隙間に入れちゃえとかできません)
と言った点で星4つとさせていただきました。
分厚いよりは、開くと2畳分の大きさになるとかの方が私はうれしかったかなと。
絵を描く切っ掛けにピッタリ
★★★★★
五味さんが書きかけの絵を子どもが完成させるという感じになっています。
例えば、顔の輪郭が描かれていて、優しい人や怖い人を描きましょうというように題材が描かれています。
真っ白なページで、透明人間を描きましょうというのもありました。
へんてこな形が描かれていて、「これはなにかな?」とか、バッターと撃った球が描かれていて、「捕る人を描きましょう」とか。とにかく、何かを想起させるものが用意されていて、そこにテーマを与えて絵を描くのを飽きさせないように工夫されています。
とにかくボリュームがある本で、テーマもたっぷり用意されていますので、ホントに飽きずにいつまでもやっています。
大人でも想像をかき立てて、頭を柔らかくするにはもってこいだと思いますよ。
絵が上達しました☆
★★★★★
4歳の娘はお絵かきが好きなのですが、ただ、白い紙を渡すだけだと
何をどのように描いたらいいか分からず、ぐちゃぐちゃな絵になっていました。それが、らくがき絵本でらくがきをしているうちに、ただ白い紙に描くお絵かきも上手になってきました。私も一緒になってお話しをしながら娘と楽しんでいます。
五味さんならではの、楽しい本です
★★★★★
らくがき絵本という、タイトルそのままの、落書きを前提としている本です。
表紙には「五味太郎50%著」と書いてあって、最初は意味がわからなかったのですが、絵を書くための提案は五味さんがしているけれど、残りを描くのはそれぞれの感性であるということなんだなと実感しました。
つまり、まだ未完成であって、本の残りを完成させるのは、それぞれに託されているわけですから、とてもオリジナリティーのある本になります。
内容を書いてしまうと楽しみがなくなってしまうのですが、私が一番ビックリしたのは「死んだ人をかいてみよう」でした。
死んだ人は忌まわしいと思い、私は目を背けて来ましたし、暗いイメージばかりでした。
でも、幸せそうになくなっていく方も実際にいらっしゃるのですし、子どもが死んだ人を捉えた時には、どんな感性で描くのかわかりません。
息子がこのページを書くときには、人生を全うして、幸せに亡くなっていった方を描いてくれたらいいなと思う、母です。
300ページ以上のキャンバス
★★★★★
らくがきして描き込んで楽しむ本です。
真っ白なページもありますが、ほぼすべてのページに、らくがきの元が印刷してあります。
木の幹だけ印刷してあって、『おおきな木です はっぱをたくさん、かきましょう』とか、人の顔が印刷してあって、『かみのけをかきましょう』とか、模様のないトラが印刷してあって、『おれは、トラだ トラのもようにぬりましょう』とか……。
未完成の絵を、ヒントを元に、自分で完成していく絵本です。(ストーリーはありません)
きっかけが与えられているので、子ども達も、想像力が刺激され、膨らませて、好きな色で、好きな筆記用具で、どんどん描き込んでいけるようです。
分厚い本で、紙質もあまり良いものではありませんが、大きさは十分で、描き易い感じです。
少少値は張りますが、長く楽しめて、それだけの価値はあると言えそうです。
うちでは、義妹が子どもに贈ってくれたのですが、お絵描きができるようになった子どもへのプレゼントに最適でしょう。