すんごーくつまんなかったです。この本に金を払った自分に腹が立つほど。定価で買わなかったことだけが唯一の救いです。

突如、わけのわからない戦争で日本が各国から攻撃され、逃げ惑う人々の話なのですが、その戦争がなぜ始まったかの説明も何もなく、ただ逃げている人の描写が延々と続くだけのお話です。とくに結末らしい結末もなく「なんとなく」という感じで終わります。

発想はすごくイイと思うんですけどね･･･もっと話を作るのが上手い人が書いたならおもしろくなったかもしれないです。

æ-¥æœ¬ã¯ã‚ã‚‹æ-¥é€£åˆå›½ã®æ"»æ'ƒã‚'å-ã'た。瀕死の状æ...‹ã§ç"Ÿæ'»ã™ã‚‹å¸‚æ°'たち。なã‚"となく避難ã-ないままいた私たち夫婦も、誰もいなくなったç"ºã‚'後にするã"とにするが、行くあては無い。私たちはæ˜"行ったã"とのあるという山奥の温泉ã‚'目指ã-、やがて勝手に私たちに着いてきた隣人のシンãƒ'ラ氏とともに温泉å 'に到着する。そã"にはæ-¢ã«å¤šãã®å...ˆå®¢ãŒã„た。私たちはなã‚"とか折り合いã‚'つã'て暮らã-ていã"うとするが・・・。

イラク、åŒ-朝鮮といった現在私たちがおかれれている状勢が醸ã-出す不安が、è'-è€...ã‚'ã-てã"の作å"ã‚'書かã-めたのであろうか、今時珍ã-いç 'æ»...テーマの小説。ã"の類の作å"ã¯å†·æˆ¦çµ‚結以降小説家の興å'³ã‚'ひかなくなったのか、めっきり見かã'なくなっていた。とは言え本作å"ã®è'-è€...は吉ç"°çŸ¥å­ã§ã‚るからã!€ä¸€ç­‹ç¸„では行かないのは言うまでも無い。まずæ-¥æœ¬ã‚'æ"»æ'ƒã™ã‚‹é€£åˆå›½ã¨ã„う敵であるが、作å"ä¸­ã§ã¯ï¼ˆç™»å '人物の語る推測はあるものの）明確には説明されない。ã"の辺は安部å...¬æˆ¿ã‚'é«£é«'とさせる不条理さではある。そã-て特å¾'的なのが物語はå...¨ã¦ã"の子供のいない50代の夫人の眼ã‚'通ã-て描かれているã"と。たとえばSFであれば神の声とã-ての客観的描写が不可欠であり、ç 'æ»...するä¸-界ã‚'描くã"とが目的となるã"とが多いのだが、本書ではそういったè¦-点は無いため、言ってみれば私小説的な書きæ-¹ã§ã€ã‹ã¤ä¸»äººå...¬ã®çœ¼ã‚'通すã"とにより幻想的に描かれるã"とにもなった稀有のç 'æ»...小説と言えよう。