わかりやすい本だと思います。
　心に残った部分を少しだけ本文中からご紹介です。

　強迫神経症とは、成功したいと思う自分と、失敗を怖れる自分の葛藤である。
　うつ病や神経症は、自分が作った「枠」からはずれる自分を受容できずきらう結果である。

　でも、悩み苦しむ心の中には、
両方の自分を受け入れようとする力強さやチャンスが潜んでいる。

　要するに、「枠を守って頑張ってきた自分」と「枠を守れなかった自分」の 両方を
これが自分として受け入れ感謝し好きになることが楽になる秘訣のようなのです。
　枠にこだわり苦しむ人は誠実で信頼される人ですよね。

「カウンセリング」に興味があったワケではないのですが
読んでみて、自分の考え方が変わりました。
もし「死んでしまいたい」という気持ちがあるのなら
手に取って欲しい一冊です。

自分は鬱病治療中なのですが、この本のおかげというと言い過ぎかもしれませんが、かなり気持ちが楽になりました。　すぐにはピンときませんでしたが、最後の方を何回も読み返しているうちにだんだんと効いてきました。　言いようのない不安に駆られて仕方がない、生きるのがつらい、という悩みを抱えている方は一読の価値有りだと思います。

うつ病を克服した何人かの経過を丁寧に取り上げて解説しています。
自分がその理由にあてはまるなら、とても最適だと思います。
でも、「自分を嫌いになる」理由は人さまざま・・・
（年をとっていくこと、病気になったこと、過去のトラウマetc）
ここにかかれているだけではないので、該当しない人には
まったく無関係に感じるかもしれません。

同じ著者の「人は変われる」の方が、個人的に好きです。

ストレス時代に最適な癒し本。
「人は一人では生きていけない」と改めて感じることができた。
この本をまだ読んでいない方で、いま悩みや不安を感じている人は、
ぜひこの本を読んで、もっと楽になれる生き方があることを知って、
自分を楽にしてあげてください。