アナタの身体はアナタのもの。
★★★☆☆
著者は摂食障害を社会問題として論じています。
そして、食品やダイエット、フィットネスなど
女性の身体を商品としたビジネスを批判しています。
また、痩身を尊重する風潮を作り出し、
女性を誘引している社会をスリム教とも表現しています。
さるきちも、知らない間に
スリム教に入団していたのです。
さるきちの摂食障害という病気の
一因とも考えられるでしょう。
利用され損なわれていく身体。
せめて自分自身は身体を大事にしてあげないとね、
そんなことを感じさせてくれる本です。