読んでいて心地よい
★★★★☆
初めて読んだのは高校生のときだったので、主人公の取る大人な行動(笑)に理解不可能な部分も多かったのだが、それでも南国の心地よい雰囲気に酔いしれることができた。
今、自分がこの年になるまで、ここまで気だるく、心地よい気分になる小説ってあっただろうか?と考えると、やはりこの本がナンバーワンだったのかなと思う。
今になって読み返すと、技巧をこらした文章にうなるものがある。
深く考えず・・南国に旅行に行くときや、南国に行ったつもりでリラックスしたい時(笑)に読むとさらに楽しめるかも。
私は山田詠美の作品はほぼ読んでいますが、大好きな作品です。
せつない
★★★★★
バリ旅行後バリ島が大好きになりバリと名のつく本を読みあさりました。作者はバリ島自体だけでなくバリの人々、空気まで愛してしまったんだなと感じました。
僕はあまり
★★★☆☆
山田詠美の作品は読んでいないのだが、この文章はかなり挑戦だと思う。散文詩みたいな文で小説的とは言いがたい。
だが、それでも空虚なセンテンスの連続で、これだけ濃密な主人公を作るあたりは異質。
性愛否定論みたいなのかな、と最初思っていたけど思いっきり肯定していました。どろどろしがちな物語だから、あえてこうゆう文体を選んだのだとしたら、山田詠美やっぱりすごい。
なかなかいいと思います。
★★★☆☆
南国に恋人を作るなら
こんな男の子がいい。。。
山田詠美の作品にはそういう夢のような現実に出会えない男がたくさん出てくるなぁと思いました。
山田詠美の作品はほとんど読みましたが、
私は個人的には、あまりこの作品の描写が好きではありません。
しかしやはり美しく、一度読むと心に残る作品。
その場その場の景色が
あたたかく伝わってくる 南国の熱風が
やわらかく吹き抜けていきます。
神様の島
★★★★★
一度でも熱帯に行ったことがある人なら、きっと忘れられない、
緑の塊のような空気、熟して落ちる寸前の果物のにおい。
それらすべてがこの本の中にある。
バリに行く機内での愛読書はいつもこの本と決めている。