本書では日本の歴史を時系列的に羅列するのではなく、都、港、街道と宿場街、辺境といった地理的観点から歴史を眺め、我々のよく知っているような場所や人物について“なぜ”栄えて“なぜ”衰えていったかということを説いております。歴史の本にしては薄く文章もやさしいので、軽い読み物として楽しめるのではないでしょうか。
日本のほぼ全地方をカバーしているので、自分の住んでいる地や旅先の意外な郷土史を知ることができ、身近な歴史に興味が持てます。