予想に反して高品質
★★★★☆
私は中学生の頃劇場で見て、映画のあまりのくだらなさ、安さに驚きました。でも、そういうのが見たい時ってありますよね。「童貞の主人公の筆おろしを父親の愛人がし、シルビアの処女を父親が奪う」と、モラルもヘッタクレも無いのですが、そのおかげで自信のついた若い二人が、最後にテニスコートで結ばれるというお話をコメディタッチで描いたものです。ヘア解禁版でしたが、愛人役のおばさんのヘアが数箇所見えるだけなので、どうでもいい事でした。
廉価版だし、アイ・ヴィ・シー だし、ジャケットのデザインがもう期待できなさそうな代物だし、「青き欲望の恋慕」なんてヘンテコな副題が勝手につけられてるし、「現在入手できる中で最良のものをDVD化したが・・」と弁解のような文章が記載されているし、画質には全く期待していませんでした。
ところが!画質、問題ありません。充分綺麗です。私はアメリカ発売のビデオテープを持っているのですが、その何十倍も綺麗でした!!エマニエル夫人直後の撮影ですので、シルビアが若くて可愛いです。妊娠5ヶ月とはとても見えません。でも、シルビアは映画が始まって20分すぎないと出て来ません。公開当時、「映画によっては、あのエマニエル夫人はこんなイモねーちゃんになってしまうのか」などと書かれていましたが、いや、シルビアファンは一見の価値ありだと思います。出番はあまり多くないですけど。
一番残念なのは、英語の吹き替えだという事(オリジナルはドイツ語)。シルビアは声も可愛らしいのですが、
この吹き替えの声はなんだか色気がないというか、風情が無いというか・・・これだけは納得いきませんね。