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リトルボーイ―爆発する日本のサブカルチャー・アート

価格: ¥10,500
カテゴリ: 大型本
ブランド: ジャパン・ソサエティー イェール大学出版
Amazon.co.jpで確認
過去も現在も、科学も宗教も哲学も、そして核さえ取り込むオタクの力 ★★★★☆
現代アートの旗手村上隆氏が、彼を捕らえて止まず、その創作の根底にあるオタクについて解き明かそうとした意欲作です。

大和やガンダム、ドラえもんといった代表作から、マニアに絶大な支持を受けるデザイナーまで、戦後の日本のサブカルチャーの
歴史を俯瞰できる体裁をとりながら、その背後に核へのトラウマという一本の線を引こうとしています。その試みが成功したかどうかは
微妙なところですが、この作品には村上氏のオタクへのある種複雑な憧憬が表現されているように思えます。

村上氏は自らを「オタクになりきれなかった人間」と評しています。なりたくてなれなかったのか、なれるのになるのを躊躇ったのか。
私は後者のようなきがしてなりません。私も漫画は読みますし、アニメもたまにみますし、理系のパソコン少年でしたからオタク的素養は
十分あると思います。ですがやはりそこに突き抜けられませんでした。向こうの世界にある楽しさや、ある種の自由さに気づいていましたが、
何かそこに踏み込んでいけませんでした。しかしそこで内に踏み込んで行くことで、外に広がっていく力になる。そういった可能性がある事は
疑っていませんでした。

日本人は古今、内外問わず、あらゆる物を取り込み、みずからの趣向を加え内にとりこみ発展させていく事を得意としてきました。
そして”をかし”や”わびさび”といった感情をもってあらゆる物を愛で発展させてきたのです。そのカルチャーの一端にオタクが
あり萌えがあるというのは少々言い過ぎでしょうか?

前進し、吸収し、内省し、拡大していく。この本のうったえかけるオタクとは、ある種の日本人らしさという事なのでは?と思わされました。

コーヒー ★★★★★
とにかく内容が濃いです。
現代美術に興味のある方、興味のない方
サブカルチャーに興味のある方、興味のない方
これはどんな方でも熟読してしまう一冊なのでは!?
文章量が多いので読むのに時間はかかってしまいますが
読んで損はないと思います。
展覧会カタログ:リトルボーイ ★★★★★
爆発する日本のサブカルチャー・アートの
タイトル通り、戦後の日本のポップカルチャーを
一冊に閉じ込めたような内容です。
村上作品の裏側を覗き込むような感じがします
昭和を感じさせる、懐かしい物がずらーと写真で紹介され以外にも友人と一緒に見た時、盛り上がりました。
文章量も膨大で読み応えがあり、おすすめです。
「SUPERFLAT」とセット販売して欲しい ★★★★★
「リトルボーイ」と「SUPERFLAT」は村上隆さんを語る上で外すことの出来ない展覧会です。
同時にそれぞれの展覧会カタログは、ただのカタログにとどまらず村上さんの中に生きる
アートへの思いが、独自の視点に基づく思想があふれています。
日本に落とされた原爆の名前「リトルボーイ」。
村上さんはで原爆によって日本は「去勢」されたと言います。
そしてその去勢された日本という土壌ゆえに生まれ出たアニメやマンガ。
そのクリエイター達を「オタク」という括りで発表した村上さんの思想が見える
一冊です。「SUPERFLAT」と合わせてアートを学ぶ人間のバイブルになるはずです。
村上隆さん関連の書籍では一番重宝しています。 ★★★★★
この展覧会は、AICA/USAでニューヨーク美術館開催の
最優秀テーマ展覧会の1位に選出された、
スーパーフラット連作の第三章である展覧会。
(AICAは、1949年にUNESCOにより創立されたパリに基地をおく
International des Critiques d’Artという世界のアート批評家の団体です)

収録作品は、AKIRA、ドラえもん、みうらじゅんのゆるキャラ、
岡本太郎、奈良美智、ヤノベ・ケンジ、、、などなど多岐にわたっています。
展覧会の図録というよりは、原稿料も豊富で
この書籍単体でもかなり説得力があり熟読できます。
村上隆さんの頭の中の解体新書的、研究ができる1冊です。
個人的には、村上隆さん関連の書籍では一番重宝しています。