インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

渚にて [DVD]

価格: ¥2,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
   第3次世界大戦が勃発し、核兵器使用のために北半球はすでに全滅、戦闘をのがれた南半球の一部の地域にも死の灰は近づきつつある。そんななか、生き残った米国原子力潜水艦の艦長(グレゴリー・ペック)は、オーストラリアのメルボルンに寄港後、アメリカ本国から届いた謎の無線を調査すべく出発したが、祖国にはもはや人影すらなかった。そして、死の灰はいまやメルボルンにも及ぼうとしていた…。
   社会派エンタテインメントの鬼才スタンリー・クレイマー監督が、当時の米ソ冷戦を反映させながら製作した「世界の終末」映画の代表作。一貫した静かな語り口は、逆にじわじわと絶望感をあおらせる効果を醸し出し、ラストのメッセージは一転して観る者に強烈なインパクトを与える。今ならまだ間に合うということを痛感させる名作である。(的田也寸志)
SF映画なのに特撮が全く無い! ★☆☆☆☆
 原作が有名なので鑑賞してみた。

 今観ても、ダメですな。一応世界終末を描いたSF映画の筈なのだが、オーストラリアで生き残っている人々は、パニックにも暴動にもならず、ワイン飲んだり、ダンス踊ったり、釣りに出かけたり、カーレースに熱中したりして、緊迫感が全く無い。えー、北半球全滅してんだろ?もうちょっと慌てて対策考えろよ!

 映画的にも、実物の潜水艦が一艘登場して、潜ったり、浮上したり、潜望鏡で覗いたり、無線を傍受したりするだけで、特撮もスペクタクルも全然無い!無人のサンフランシスコ市街がしばらく写るだけ。

 これってSF映画?また人間ドラマとしても、たいした葛藤や感動的なシーンは無く、二時間以上退屈しっぱなしで、時間を無駄にした気持ちが強い。
美しい映画 ★★★★★
村上春樹さんの「1Q84」にタイトルが出てきたので、その影響で購入しました。
40年以上前の映画なんですね。カラーではなく、白黒でした。

不覚にも、最後は泣いてしまいました。

核戦争の影響で、唯一生き残った人々にも、刻々と放射能汚染が忍び寄り、人類絶滅の日が近づいている。
それなのに、人々はとても理性的で、正しく、自分の信念を持って生きている。
その姿がとても美しい。


人々には、放射能汚染の兆候が体に出た時、楽に死ねるように、自殺用睡眠薬が配られる。

それを使用して死ぬ人もいれば、自分に後悔が残らないような死に方をする人もいる。
人類絶滅の映画とは思えないほど、静かな映画。
パニックなどは起きません。

それがかえって涙を誘う。
今、この時代に、同じ内容の映画が作られたら、どのような映画になるのでしょうか。
きっと、人々は叫び、泣き、犯罪を犯し、破壊行為を繰り返し、すさまじい光景の映画になったのではないでしょうか。

きっと、こんな静かで美しい映画はできないでしょう。
人々の心の清らかさに感動しました。
「まだ時間はある」というメッセージを忘れるな! ★★★★★
ネビル・シュートの小説・『渚にて―人類最後の日』が原作、2001年に『エンド・オブ・ザ・ワールド』の題名でリメイクもされた本作、あまりにも有名な一本です。
古今東西のさまざまな映画・小説・マンガ等の創作作品に大きな影響を与えた記念すべき作品でもあります。

核戦争で北半球諸国は全滅、母国に帰れなくなった米海軍のある潜水艦が、放射能汚染を逃れたオーストラリアのメルボルン港に入港するところから本作は始まります。
とはいえ、オーストラリアも決して安全ではなく、放射能汚染は刻々と近づいている…そんな極限状況の中での群像劇は、ただただ濃厚で、示唆に富んでいて、はっとさせられて、とても半世紀前の映画とは思えない出来です。
特に、潜水艦艦長のタワーズ(グレゴリー・ペック)とオーストラリア人女性・モイラ(エヴァ・ガードナー)、同じくオーストラリア人の科学者・ジュリアン(フレッド・アステア)の関係がいいですね。

ご存知の方も多いと思いますが、本作の結末はハッピーエンドではありません。
最後に大写しになる「まだ時間はある」という垂れ幕、これが本作のすべてのエッセンスを凝縮したものだと思います。

東西冷戦が終結して、全地球規模の核戦争の危機は本作が撮影された1950年代とは比べ物にならないくらい低くなりました。
ですが、最期のときを待つ人々の様々な行動は、私たちの心に何かを必ず残していくと思います。
ぜひ見ておいて欲しい一本です。
誰が主人公とかじゃないんだよ ★★★★★
本当に普遍的な人間という生物を描いた映画。まあ職務柄特殊なものはあるが、どこにでも
いる普通の男や、普通の女を描いてる。核戦争で上半分が吹っ飛んで、徐々に汚染が広がって
いく。その中で、希望をもつもの、酒に溺れてグチグチうるさいもの、過去のジレンマにと
らわれるもの、趣味を通じて自分の世界に没頭するもの、と多々いる訳だが、リアルだ。
それぞれにないものを羨む姿の描写がリアルすぎる。
きっと僕は同じ立場になったらジュリアンみたいに死ぬだろうな・・・。

スタンリー・クレイマーの作品からは、総じて先見の明をとれるものが多いが、渚にて、は
まんま未来の世界を暗示してるかの如くだ。

実際問題、北朝鮮かどっかがポチッと押して、バーンってなったら、一瞬でこの映画の中と
同じになるわけで、、、人間は本当に恐ろしいと感じる、いや、感じさせてくれる映画なん
だ。そして後半での何故核戦争が起こったのか?なんて会話のやりとりは総じて哀れすぎる
が、これもまたリアルすぎる人間像なんだなあ。。。
反戦メッセージがなけらば星5 ★★★★☆
「招かれざる客」などの作品を残した名匠スタンリー・クレーマー作品に星4との評価は頭が下がる思いだが、最後の数十秒の反戦メッセージが鼻についた。
当時は米ソの冷戦最中で核戦争による地球滅亡のカウントダウンがされていたのでこのようなメッセージは時勢を反映したものだと思うが…。

核戦争で人類滅亡に瀕した時代、最後に人類が生き残っているオーストラリアの物語。
原作はオーストラリア在住のイギリス人小説家ネビル・シュートにより1957年に書かれた小説であるが、原作とは大きく異なる点もあり、スタンリー監督の解釈が入ったオリジナルともいえる。

本作は核戦争による人類滅亡をテーマにしているが、ある意味で普遍的な人間のテーマともいえる。人生で残された時間をどのように過ごすかということだ。

ある人は自動車レースに明け暮れ、ある人は家族と共に過ごす。

一度聞いたら耳から離れることがない名曲と共に、生涯心に残る作品だろう。
しかし、相変わらずグレゴリー・ペックの紳士ぶりはカッコ良い!