ペットを飼うすべての人に読んでもらいたい。
★★★★★
本の中に「ペットが死んでもくよくよしすぎてはいけない」というような言葉があり、最初納得できない気持ちになりました。私は半年前14年間飼っていた犬を亡くしました。
ですが、この本を読んでしばらくしてから、動物の命は確かに尊いものだけど、そこに止まりすぎてはいけないことに気がつきました。
多くの命に接している動物園の飼育係さんだからこその言葉ですね。とても読みやすく、子どもが大きくなったら読まそうと思っています。
「14歳からの〜」というサブタイトルが付いていましたが、大人も子どもも読んで得るものが多い本だと思います。
あべ弘士さんは絵本では良く存じ上げていましたが、こんな素敵な少年時代を過ごしていることをはじめて知りました。浪人時代の話や飼育係に成り立ての頃の話(特に初日!)は凄くおもしろかったです。
また犬を飼ってみようかなと思いました。