棒たおしを通して、友達が増え、友情が芽生え、一つの目標に向かって一致団結していく姿を、笑って見れるところもあり、時にはすごくつらく悲しくなってしまう場面もあったりして、作品の中に引き込まれて見てしまいました。
何か、生きるために一生懸命頑張れるものを見つけようと思える作品でした。
棒たおしを軸に純情な恋心・家庭問題・友情、すなわち、過ぎし日の青春の1頁を描いた作品。肝心な棒たおしシーンのカメラワークには閉口。ちぐはぐな寄りと引き、ブレは苦い。本編に頻出する問い「人は死ぬと解ってなぜ生きるのか?」と答え「希望があるから」はここでは要らない。そんなことは『ショーシャンクの空に』に任せておいて、ダイナミズムある棒たおしを描いて欲しかった。総じて中顊半端で不透明な作品だ。