インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

世界の傑作機 no.135 ドルニエDo 335“プファイル” (世界の傑作機 NO. 135)

価格: ¥1,200
カテゴリ: ムック
ブランド: 文林堂
Amazon.co.jpで確認
とにかく写真を(第2次大戦時のドイツ航空技術の究極の一つ) ★★★★☆
Me262,Me163,Fw190,V2と並ぶドイツ航空技術の究極の一つなのでしょう。メカニズムは航空ファンに連載されていましたので「知ってるよ」という人も多いと思います。では、本誌の価値は何かと言えば、巻頭写真。戦後の1970年代にドルニエ社でレストアされた時の完成写真が掲載されています。余計なものの写っていない、冬の雪景色のドルニエ社を背景にDo335の設計思想がストレートに理解できる写真です。日本の震電と同じく、これがレシプロ機なのかと思わせるものです。既に機体は、ジェット機のレベルに踏み込んでいるのでは?と思います。
技術解説としての面白さ ★★★★☆
新世代の世傑は、研究者の執筆が増えていますが。本作は国江隆夫氏が全面執筆しています。
各型の解説・機体構造については、この一冊があれば十分じゃないでしょうか。
力が入っている記事は以下
「Do335の細部」
part1(試作型・先行量産型各タイプの相違点解説)
part2(儀装・脚構造)
part3(夜間戦闘機型の改造点)
「Do335の装備」
機銃(MK103)・照準機・射出座席
ドイツ機は射出座席を世界に先駆けて装備していましたが、実用化やテストで失敗したり試行錯誤している様子が伺えます。
本機の場合は、推進式プロペラのため、脱出シーケンスが複雑で操作方法や手順が終戦まで完成できなかったことも実戦化の遅れにつながったのだろうと思われます
実機の評価や、テストについての記述はほとんどありませんが、そこは新しい研究者の出現を待つしかないでしょう。
国江氏も新たに発表すべきテキストを発掘できなかったのではないでしょうか
モデラー向けの一冊 ★★☆☆☆
日本語で読める初めてのまとまった資料ということで期待しましたが、ドルニエ社のタンデム配置エンジンの歴史にざっと触れた後は、各型の詳細な相違点にほぼ記述が費やされており、生産機数が60機未満とはいえ、実践配備関連や鹵獲機の評価、特徴的なエンジン配置での技術上のメリット、デメリットなどの記述は殆どありません。あまりにも内容が偏りすぎという印象です。米兵が取ったとされる「初出かもしれない」というスナップは、既に(筆者が読んでいないはずはない)クラッシックシリーズに、他のアングルからのバリエーションとともに掲載されているのはご愛嬌?
技術面の記述は充実しています ★★☆☆☆
が、それだけです。航空ファン本誌の国江氏の記事だけで埋められている感じです。機体の細部や技術面だけにしか触れていません。国江氏の研究姿勢は大したものだと思いますが、それだけで一冊でっち上げるのはどうかと思います。