地図と観光ポイントは使えるが、本文は苦痛
★★★☆☆
口コミ情報としては有効で、田舎町の観光ポイントと地図が使えそう。
しかし、本文は日記風で旅行情報としては適当でない。
レストランの情報が具体的、この著書を追体験するのも悪くない
★★★★☆
実際に訪れて本人が書いている。総合ガイドとは違うが、口コミ情報として十分に取捨選択活用できる。
レストラン情報としても最適
参考になったところは以下の通り、
→ボローニャ
Trattoria Tony
アンティパスとにボローニャのおいしいサラミ
→ラヴェンナ
ピアディーナ
ブロード(パスタ入りスープ)
ダンテの墓のすぐ隣にある「カ・デ・ヴェン」は1542年の館
ガルガネッリ(手打ちのマカロニ、モチモチした食感とたっぷり染み込んだそーせージ&トマトの濃厚ソースのたまらない旨さ)
→シエナ
チンギアーレ(猪料理)は、数ある食体験のなかでトップ3に入る
野生の猪の肉を赤ワインで2日間かけてとろとろに煮込んだラグーをかけて食べるパスタ
伝統競馬Palio 土を敷き詰めたカンポ広場を一分で3周し、真っ先にゴールした馬が勝者
→サン・ジミニャーノ
プロ・ロコで宿を探す
アフィッタ・カメーラ(貸し部屋)
一泊30ユーロぐらい
部屋が空いている家はそれを有効活用できるし、市の観光局は旅行者に宿を格安で提供できる
バスルーム付の独立した部屋はとても清潔で可愛く、玄関と部屋の鍵も渡してくれるので出入りも自由。ホテルよりも快適。
→キャンティ
ヴィッラ・ディエヴォーレ
葡萄畑のハイキングコースを歩く
独立のコテージ棟では、まさに自分の別荘感覚の自由な滞在
→アレッツォ
「ライフ・イズ・ビューティフル」のロケ地
地元の人お気に入りの「トラットリア・ダ・グイド」
→ウンブリア州 グッビオ
レストランン「ファビアーニ」
フィレ肉のステーキ、黒トリュフ風(とろけるように柔らかいフィレ肉の上に、熱々のとろけるチーズ、更にその上にこの付近で取れた天然の黒トリュフのスライスをどっさり盛り付けた贅沢な一品、熱々のとろけるチーズと鼻腔を抜ける大地の香り、溜め息が出るほどやわらかいフィレ肉が絶妙に絡み合い、もう涙が出るほど旨い。)
だんだんメジャー志向?
★★★☆☆
著者の過去2作(南イタリア、北イタリア)から読ませて頂いています。今までは和書ではなかなかとりあげられることのなかったエリア(プーリア、リグーリア)を紹介しており、重宝しておりました。
が、今回は雑誌の特集でもよくとりあげられるエリアをテーマとしたことで、情報のありがたみが薄れてしまったように思います。
もともと著者の文章は、日記スタイルで体験したことを時系列で書きたてるものなので、旅行情報としてはつかいづらいと感じていたので、本著は、彼女の文体が好きな方向き。