色褪せない
★★★★☆
現代広告の原点というべき見本集。王道的に権威付けや評価されたものが集まっているのであるが、解説を読まずとも良いものは良いと思わせるアートワークが数多く掲載されている。
この分野には疎いが、ドーフスマンのCBS、DDBのフォルクスワーゲンは、今の新聞広告に載っても斬新さがある。
フォーマットに最適なレイアウト、表現のポイントを絞る、無いから新しいフォントを作る、といったことは、
デジタルで表現手法が無数にあって、生産性も求められる今では逆に難しくなってきているとも思える。
デザインもそうだが、広告で言いたい事を見つけるヒントになるに違いない。
同じような本は他にもあるので星4つにしたが、広告の原点に立ち返るのに役立つだろう。