優しい絵が添えられた幸せ探しの物語
★★★★★
物語もいわさきちひろさんの絵も美しくて愛情に満ちています。
幸せは求めずとも身近にあふれていることを、わかりやすい物語で描いています。
絵は場面によって色彩豊かだったり、モノトーンだったりとめりはりがあり、
どのページも飾っておきたいほどです。
特に母の愛を描いたページはいつまでも見入ってしまうような温かさを感じます。
子供には物語の深い意味はわからないでしょう。
でも育っていく過程で、ふと思い出して、つらいことを乗り越える糧にしてくれたら・・
いつまでも大切に持っておいて欲しい本です。
字は全部ひらがな。
見開きで絵が描かれています。
自分で読むなら小学校の低学年がちょうどよいです。
読み聞かせるなら幼稚園年中くらいから。