まず価格。同内容の輸入盤が1600円位で入手出きるのに、来日記念?の強気な価格設定。そしてリマスタリング。以前は強調されていなかった低音域がかなり出ていて、以前の柔らかい印象のアルバムと異なる好マスタリング…だが、以前の柔らかい印象のほうが個人的に好きかな。好みですね。「グレイテスト〜」はピアノテイクを採用されたが、以前のエレピの可愛らしい響きも捨てがたい。困った再発です。

今回のリマスタリングで音圧の低かったオリジナルがよくなっています。
フェードイン気味に入る曲もこれまで聴こえにくかった所も聞こえます。
（"All at Once"は逆にベスト収録のものと比較して何故かフェードイン気味に始まるというか最初の１音が弱い）
タイトル通り"Greatest Love of Allは差し替え前のエレピじゃないオリジナルが採用されていますが、"How Will I Know"は差し替え後のイントロ部分が改訂されたものが収録されています。CDの収録時間が80分と目一杯なので仕方ありませんが、余裕があればオリジナルも収録して欲しかったですね。
DVDは字幕の一カ所が「グレイテスト・ラブ・オブ・オール」とするところを「すべてをあなたに」と誤記されているところがあります。ケースなどの表記ではインタビューの後にライブ映像がクレジットされていますが、ALL PLAYで観るとPV集の後で再生されます。おもしろい所では"You Give Good Love"が"Yoy Give (Me) Good Love"と歌われている。
スリップケースはUS盤のジャケット・デザイン（豪華さを演出するためか従来のオレンジっぽい色合いが濃いオレンジというかメタリックな銅色に近い感じです。）ですが、中のブックレットは日本盤オリジナル・ジャケット・デザインで曲目表示もSide1とSide2という風にLPを復刻しています。
アルバムの収録順はUS盤の曲順ですのでスリップケースはその通り表示され。ブックレットは日本盤（Side1と2が入れ替わっている）の表示になっています。
日本盤ジャケット・デザインに興味が無くDVDのインタビューに字幕が不必要であれば国内盤の約半額のUS盤をお勧めします。
歌詞（US盤未掲載）・対訳（US盤ブックレット[28p]のコメントやインタビューと歌詞）・解説（日本オリジナルの解説有り）の26pブックレット封入