著書の「東京近郊ミニハイク」は、ハイキング〜登山への入門書という感じで、とても気に入って読んでいました。
最近の山女子ブームが増えたのもこの本のおかげもあると思います。
今回の「ヒルトップ」はハイキング版で、ターゲットがセレブなのかな？持ち物やランチのメニューなども、高級感が漂っていました。
これで、セレブがランチをもって散歩っていうのが増えるかもしれませんね。
「ミニハイク」で山に興味を持った人には、物足りない感じです。

　「山歩きまでは・・、でも・・」と考えている積極的に自然と親しむことに関心のある落ち着いた女性を対象読者として編集されたことが、装丁、レイアウト、中ほどの食べ物（！）紹介などから、読み取れます。（男性であるレビュー者でも）写真、解説など見ていると「行ってみたい」という気持ちにさせられます。（本書の加治丘陵の紹介で、レビュー者は初めて埼玉県にムーミン谷（飯能の平成9年7月開園の「あけぼの子どもの森公園」）のあることを知りました。）
　高低差や周辺の地域がわかる地図が収録されていないことから、お出かけの際は、別に普通の地図を持っていくことをお勧めします。