偉大な歴史遺産
★★★★★
王龍と阿藍の波乱万丈のサクセスストーリー。
凄まじく暴力的で、限りなく豊かな大地。
資本主義的な、荒々しい、人々の営み。
移り行く、人の心。
ただただ、圧倒される物語。
中国、恐るべし。
「安心してください、お父さん、土地はけっして売りません」
★★★★★
1巻の最後の言葉が、話を特徴付けている。
「安心してください、お父さん、土地はけっして売りません」
土地は売らないが、人間は売買する。
そういう文化、そういう時代があったのだ。
人間の尊厳よりも、自然の大地の方が強い。
大好きな小説です
★★★★★
王家三代の生涯を描く大河小説。一代目の王龍(ワンロン)は農民、二代目の王虎(ワンフー)は将軍、そして三代目の王淵(ワンヤン)は学生、後に教師となる。3人の主人公「王」の気性、地位、夢が移り変わりながら、激変していく「中国」を繊細に描写している。
私にとって、「出会えてよかった」と心から思える数少ない小説です。
個人的な推測ですが、この小説は、著者が中国人ではなく、外国人(米国人)だったから書けたのだと思います。中国的な(大陸的で、良くも悪くも図太い)感覚を持った人には、特に王淵の、ゆったりとした「土地への愛情」は表現できなかったのではないでしょうか。
そういった意味では、中国人的な感覚で描かれていないのかもしれない、本当の中国の物語ではないのかもしれない。
だけど、中国の方が読んでも、きっと、著者・パールバックの、中国に対する深い洞察と愛情を感じて、好きになってしまうと思います。
一人でも多くの人に、是非読んでもらいたいです。
子どものときに何度も読んだ愛読書
★☆☆☆☆
子どものときに何度も読んだ愛読書を思い出し、買い込んだが、3人の娘に進めてみたが、全然興味を見せない。残念。
すばらしい
★★★★★
かなり昔の小説だそうですが、昔から変わらぬ人間の価値観を感じます。
非常によい小説です。