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勝利者―一流主義が人を育てる勝つためのマネジメント

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: アカリFCB万来舎
Amazon.co.jpで確認
ビジネスにも役立つ人を動かす極意 ★★★★☆
入れ替え戦に出ていたような
弱いチームをわずか3年で日本一にした
マネージメントの手法が記されています。

組織の作り方や
メンバーの士気のあげ方など
具体的でビジネスへの応用もきく
手法が多数書かれています。

若干、自慢臭がする部分が
少しマイナスです。
強烈な個性、枠に囚われない発想力を持つ、凄いリーダーである ★★★★★
書いてあることは、著者鈴木氏が関西社会人アメフト界の低迷チームを3年間で日本一にしたミラクルストーリーである。ただ、本書に「アメリカではフットボールをリーダーの能力養成に使う」とあるように、ミラクルを起こす過程で(意図を持って)行われた施策が、その意図が、ビジネスにおいても参考になると思う。

鈴木がチームを預かることになった時に、当然のようにチームの目標を「日本一」と置いた。確かに実力はありながら負け癖がついていただけのチームなので、日本一というのは全くの夢物語ではなかったのであろう。しかし、負け犬意識を変えるために、ヘッドコーチを替え、続いて守備コーチに本場NFLの名コーチを招聘した。また、一流の(安易に満足せず、完璧を求める)仕事を理解させるために、一流のレストランで、一流の食事を、チームメンバーに体験させている。「一流を知る」である。

これらのインパクトある施策の甲斐あって、一年目から想像を超えた快進撃を見せたが、後一歩で日本一には届かないことが二年続いた。鈴木は、日本一の壁を越えるために、それを突き抜けた経験(本場アメリカの社会人のトップチームとの対戦)を積ませた。結果的には、これが大きな勝利を引き寄せることになった。鈴木の言う、サムシング・ディッファレント、サムシング・スペシャル、サムシング・ニューの実践である。

鈴木自身は強烈な個性と強靭な意志を持った人間である。関西学院大4年生の時に、四連覇を決めた試合が、33対0の大勝であったにも拘らず、内容の不甲斐無さに腹を立てたり、試合中に上級生の甘いタックルに怒鳴りつけた。これは、鈴木の勝利への飽くなきコダワリ、完ぺき主義を示すエピソードであろう。

本書は、如何に意識を変えさせるか、を中心に扱っている、リーダーのための本である。
閉塞感を打ち破る、この1冊 ★★★★★
スポーツ好き、仕事好き、でなおかつ仕事や組織の夢を実現したい熱い人にはお勧めの新著。これまで誰もが信じて止まなかった、極めて「日本的」なシステム、その崩壊、そして多くの人々が感じる現代「日本」の閉塞感、そんなものを根底から払拭する、「発想」・「真理」を改めて実感させる原点=ファンダメンタルの重要性を再確認する書。人間社会って、人が動かすんだから面白いんだ、人の能力に限界は無いんだ、という頂点を極めにいく人がリーダーシップを学ぶ、「人間学」「組織論」の面白本。日本における「トップレベルのビジネス・マネジメント」にひとかどの感慨をもたらす。極めて読みやすく、スイスイ読破させるストーリーは、筆者の類まれなる「明るさ」と、厳しい「競争・勝負事」のうえに築かれた「人間好き」の人柄が感じられる。