1977年に発表された本作は、ビリー・ジョエルという70~80年代のアメリカを象徴するシンガー・ソングライターの魅力を端的に伝える代表作。ニューヨークを舞台にした現代人の孤独をソフィスティケイトされたメロディと映像的なリリックで表現し尽くした傑作だ。
この作品の成功は、プロデューサーであるフィル・ラモーンによるところが大きい。それまでのビリー・ジョエルといえば、「ピアノ・マン」に代表されるように「詩的でフォーキーなソングライター」というイメージが強かったのだが、本作では力強いバンド・サウンドを導入することで音楽のスケールを大きく広げるとともに、表現における自由度を飛躍的にアップさせている。そして、多様な音楽的アイデアを提案することで、彼の才能を最大限に引き出したのが、この作品以降も共同作業を続けることになるフィル・ラモーンだった、というわけだ。フォーク、カントリーといったアメリカン・ミュージックのルーツを洗練されたサウンドのなかで再現することで、新しいポップスのフォームを生みだしたという点でも、きわめて重要な作品。<1><2><3>など、彼のキャリアを代表する名曲も数多く収録されている。(森 朋之)
もう一度ビリージョエルを聞きなおそう
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昔なんども繰り返し聞いて、大好きなアルバムだったんだけど、
最近また思い出したように、聞きたくなって購入してしまいました。
素顔のままで、今あらためていい曲だなーと感動してます。
Movin'Outからやられる…!
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高校生男子ですが、1年ほど前からビリー・ジョエルにハマりました。ベストから入門してCDを集め始めたのですが、楽しみは最後に…と最後に買ったのがこの盤でした。
捨て曲が無いどころか全曲がビリーらしく格好良く繊細に作られていて感激でした(^O^)
聴けば聴くほどビリー・ジョエルにハマッていきますよ…
偉大なるビリー
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今では誰もが認めるこの1枚。
素顔のままでのサックスのフィルウッズ最高です。(マークリベラとは比べ物にならない)コールドスプリングハーバーからあまりヒットせず、ピアノマンで少し名前が
世に出ましたが、本当に世界に認められたこのアルバム、ビリーには色々なベスト版が
ありますが完成されたこの1枚最初のMovin OutからEverybody Has A Dreamまで順番を変えることなく聞いて見てください。
フィルラモーンの思いが曲順に入っていると思います。
やっぱ、「素顔のままで」でしょう
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「素顔のままで」は、最高に素晴らしい。曲も素晴らしいし、私としては、なんといっても、フィル・ウッズのサックスが、大好きです。ベスト盤にも入っているけど、そちらは、ちょっと短くなっているので、是非とも、こっちを聞くべし!!
都会の中の孤独の詩人
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よく自分が仕事で嫌なとき、あるいは辛いときにこのアルバムを聞いている。実はまだ二十歳で戸惑うことがたくさんあり、人生に疲れていたときに深夜のラジオからふとピアノの悲しいソロが流れてきて、そのあと、激しいギターソロと共にまるで部屋で都会の慟哭を歌っているかのように聞こえてきたのがビリ−、そして名曲ストレンジャーとの出会いだった。今こうして自分が都会の中で強く生きること、前を見ながら一生の人生を歩むことが出来たのもこのアルバムのおかげです。最後に今の現代人にも聞いて欲しい作品です。