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ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: メディカ出版
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専門知識がなくても面白い!! ★★★★★
米国疾病対策センター(CDC)のガイドラインを
ねころんでも読める(笑)ように
分かりやすく解説されています。

「はじめに」によると、CDCから数多くのガイドラインが
公開されていて、それらがすべて科学的かつ合理的で、
驚くべきことにお互いに全く矛盾せず、
一貫した考え方に基づいて作成されているとのこと。
どれどれ、と思って読んでみました。

私は医療関係者ではないですが、
一般人が読んでも「へえーーーーーー」っと思うことが沢山!
興味のある方読んでみてー 本当に面白いです。


例えば、インフルエンザワクチンの接種について。
どうして接種するの?という意義。

マスクはなぜつけるの?ウイルスは乗り物(飛沫や飛沫核)に
乗って飛ぶんだよ、という話は納得〜

最近話題になった結核についても書かれていて
これまた「へえーーーーーーーーーーーー」

身近なところでは、シャンプーの詰め替えは気をつけて!
知らず知らずのうちに増殖する緑膿菌。コワ。


医療関係の方は大変な仕事だなぁとまたまた思いました。
そして。なるべく入院&手術などでお世話にならないように
健康に気をつけなきゃ、とも切実に思いましたよー
簡単に読める割に奧が深い ★★★★☆
「CDCガイドラインの伝道者」矢野邦夫先生の本です。他の著作と内容が重なっているところもありますが、本書では「できるだけ簡潔に、わかりやすく」という方針で書かれたようで、「ねころんで読める」割に内容は充実しています。例えばインフルエンザワクチンの妊婦への接種(日本では「予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種」となっている)については妊婦がインフルエンザに罹患し心臓呼吸器系の合併症で入院する危険性は妊娠していない女性の4.7倍あること、妊婦2.000人以上を対象にした研究ではインフルエンザワクチンの胎児への影響はないこと、妊婦がインフルエンザに罹患しても治療薬は服用できないなどの根拠を述べた上で「すべての妊婦で有益性が危険性を上回る」のでインフルエンザワクチンの接種を勧めています。妊娠3ヶ月未満では自然流産が起こりやすい時期なのでその時期の妊婦さんには特に十分な説明が必要、などの実際的なアドバイスも書かれています。しかしわずかですが少し首を傾げたくなる記述もあります。例えば外来採血室では患者ごとに手袋を替えることを勧めています。これに対して医療従事者からでるであろういくつかの予想される反論を矢野氏自身が挙げています。その中に「莫大な数の手袋を消費するので費用とゴミが増える」というものがあります。矢野氏は「予防は治療より安価である」と再反論していますが、これは個々の医療機関の費用負担の問題を国全体の医療費の問題にすり替えた議論としか思われません。よって星は4つとしました。
わかり易い!! ★★★★★
タイトル通り、さくさく読めました。今まで読んでいたのはなんだったのか!?と言うくらいやさしいです。
実例を挙げての表現がとても共感でき、職場でもお勧めしてしまったくらいです。